2009年04月08日

802.11nの実力

自宅内のLANはGbEで統一したので無線LANの高速化に取り組みました。

802.11nの規格はいつまでもドラフトのままなので手を出さずにいましたが、最近は商品も増えたのである程度安定したと判断して導入しました。ASUSのネットブックS101Hにはもともと802.11nが搭載されていることも理由の一つでした。

まず秋葉のジャンク屋の開店セールでPlanexのMZK-W04N-PK2を入手しました。PCカードの子機もついて4,980円と安かったのですが、接続に問題が出ました。S101Hとはどうやっても802.11g(54Mbps)でしかつながりません。なんとか11nの表示が出るようにしたものの速度は54Mbpsにしかなりません。ドライバをいろいろなバージョンで試してもだめで、無線、有線区間のオーバーオールのスループットは16Mbps程度しか出ませんでした。
また、セットにはPCカードの子機が附属していたのですが、私のDELLのノートPCはExpressカードスロットしかなく使用できません。しかたなくまたジャンク屋でCoregaの安物のUSB子機を購入して試しましたが、こちらもよい結果は出ません。

そんなとき、秋葉でMiniPCIの無線LANカードでWiMAX対応のもの(搭載チップはIntelの5350)が3,980円で出ました。話の種に購入してS101Hに組み込んでみると、とても調子が良いのです。Intelのサイトから落としたドライバ等ではUQ WiMAXの電波は受けることもできない(周波数などが異なるようです)のですが、802.11nでは簡単にPlanexのルータに接続でき無線区間は300Mbpsになりました。この状態でオーバーオールのスループットは最大で40Mbpsぐらいになり、802.11gの実効スループットを大幅に上回りました(このとき有線接続のスループットは80Mbpsぐらい出ていました)なお帯域は当然40MHzに広げた設定にしてあります。

実はテストしている間にPlanexのサポートのあまりのひどさにうんざりしていたのでネットで評判のよかったBuffaloのWZR-HP-G300NHを注文しました。ちなみにPlanexのサポート番号(0120)に電話すると「今混み合っているので別の番号にかけ直してください」とのアナウンスの後で強制的に切られてしまいます。そしてアナウンスされたのは有料の番号で、こちらにかけると運良くつながってもさんざん待たされたあげく(この間課金されます)にやはり強制的に切られてしまいます。なにかと問題の多い商品を出しているメーカーなのにこのサポートではお話になりません。

なにはともあれBuffaloのルータが届きPlanexと入れ替えましたが、スループットは特に変化がありませんでした。同時に購入したBuffaloのUSBタイプの子機をDELLのノートPCで使用するとS101Hと同様のスループットで快適に使用でき、当初の目的は達したので802.11n化作業を終了しました。

結局802.11nにすると802.11gより確実にスループットが上がるものの、無線区間の300Mbpsという数字からすると40Mbpsという実効スループットは満足できるものではありません。802.11b/gの経験から無線区間のスループットは概ね接続速度の1/4程度と見ていたので300Mbps区間では70〜80Mbps程度を期待していたのですが、その半分程度しか出ていません。
また、親機との距離がちょっと離れると(15m程度)スループットが半分以下に落ちてしまう点も納得できません。ドラフトが外れて正式規格になったとしてもこのような基本的な点が大幅に改善されるとは考えにくいので、所詮この程度とあきらめるしかないのかもしれません。ネットの情報ではUQ WiMAXも最良と思われる環境でも10Mbps出るかどうかという程度のようです。

今回の教訓は「安物買いの銭失い」ですが余ったPlanexのルータをどうしようかと思案しています。

投稿者 tickets : 09:00 | コメント (0)

2009年04月07日

ソフトのためにハードを買う

あるソフトウェアをやりたいためにハードウェアを購入することがあります。

最初はつげ義春の名作マンガを題材にした「ねじ式」というゲームでした。つげ義春の独特な世界観を的確に表現したこのゲームはとても気に入りました。問題は、このゲームはPC-9801用だったのですが私はApple-][しか持っていなかったことです。
悩んだ末に知人からPC-9801-U2を安く譲ってもらいましたが、立派なPCが新品で10万円以下で買える今とは違い、それなりのお値段はしました。
それでもこのゲームをやることができて満足しました。

最近では店頭で見たカプコンの「Lost Planet」のできがあまりに良いのでじっくりさわってみたくなりました。しかしX-Boxを購入するのは(他にろくなゲームがないため)ためらわれ、PC版を購入することにしました。ところが私が愛用しているRADEONシリーズのグラフィックスボードでは十分なパフォーマンスが得られないことがわかり、ゲーム自体がそれ用に最適化されているNVIDIAのグラフィックボードに入れ替えました。
さすがに専用グラフィックスボードだけあって、CPUはそれほど強力ではないのにもかかわらず、すばらしいグラフィックスを堪能できました。

ただNVIDIAは黒つぶれがひどく、DVD鑑賞には向かないのでその後またRADEONシリーズに積み替えてしまいました。

昔話になりますが、米国でApple-][が出始めた頃に、99ドルのVisiCalcというスプレッドシートソフトを使うために総額2千ドル近くをかけてApple-][とその周辺器を購入する人たちがいました。一見逆転しているように見えましたが、彼らにとってはビジネスを効率よく動かすための安い投資だったのでしょう。
ちょうどそのころ事務用コンピュータの導入が決まりDECのPDP-8の見積もりを取ったところ、2万ドル以上もするのにApple-][以下の機能しかないソフトウェア群しかないことにあきれました。たとえば経理計算の結果のデータをワードプロセッサで読み込む手段がなく、いったんプリントアウトしたものを見ながら手打ちしなければならなかったのです。
私はこの経験からソフトウェアを使うことが目的であって、ハードウェアはそのために仕方なく買う余分なものだと理解しました。

一方でハードウェアをいじることが好きな私はハードウェアそのものが目的になることもしばしばですが、それはまた別の話になるのでしょう。

投稿者 tickets : 01:01 | コメント (0)

2009年01月17日

EeePC改造記(3)

タッチスクリーン化
EeePCのように世界的に売れているハードウェアだと面白い周辺器が出てくるのも楽しみです。

今回私が使用したのはEeePCにタッチスクリーン機能を付加するパーツです。もともとEeePCにタッチスクリーン機能はありません。このパーツキットは液晶の表面にタッチスクリーンのフィルムを貼り付けるという力技でこの機能を実現しています。

秋葉で1万円弱で売っていたので衝動買いしてしまいましたが、取り付けは結構手間がかかりました。全体はタッチスクリーンとその周辺回路、さらにUSBを介してPCに接続するインターフェイスで構成されています。これらをPCの隙間に押し込んでいきます。付属しているマニュアルはいい加減で、細かなところの情報が欠けているので試行錯誤も必要でした。EeePCの液晶部分だけでなく本体の方もばらして組み付けていきますが、けっこうエイヤでやってしまったところもあり組み上げても正常に動作するのか自信がありませんでした。

しかしケースも元に戻して試したところ無事に動作しました。ドライバを組み込んで校正するとなかなか快適に動作して、後付けといった感じはありません。
タッチスクリーンがあるからといってこれといった用途があるわけではないのですが買ったPCをいろいろといじれるのは悪くありません。

投稿者 tickets : 20:31 | コメント (0)

2009年01月16日

EeePC改造記(2)

HDDへの交換
CF化で満足していたのですが、秋葉で1.8インチのHDDが1万円を切っているのを見つけてしまい購入しました。
CFとの交換は簡単でしたが、動作させてみると耐えられないほど速度が遅いのです。どうやらこの場合はもともと入っているCドライブのSSDを取り外さないと干渉して遅くなってしまうようです。ところがCドライブを取り外すためにはEeePCをほとんどバラバラにしなければならず、面倒なのでHDDを外してまたCFに戻してしまいました。
CFにしてもPCからはHDDに見えているはずなので、なぜ動作が違うのか不明です。

高速SSDへの交換
その後ネットでDELL用のSSD基板がEeePCのCドライブとして使用できるとの記事がありました。現状でも不満はないのですが、所詮いじり倒してこそのNetBookですから、早速注文しました。
今回はCドライブの交換なのでEeePCをバラバラにしなければなりませんでしたが、交換してみるとこれも問題なく動作しました。
本来のCドライブが高速なまま16GBに増えたので、容量不足を心配せずにソフトウェアをインストールできるようになりました。
データ領域ももともとのDドライブと交換できるSSDが入手できるので必要になれば64GB程度に簡単に増設できます。

投稿者 tickets : 20:19 | コメント (0)

2009年01月15日

EeePC改造記(1)

昨年EeePC901Xを購入しました。

1kgをほんの少し超えているのが残念ですが、バッテリーの持ちは抜群でBluetoothやWLANも内蔵していて、非常に気に入りました。
さらに、あちこちと手を入れることができるマシンなので楽しめるオモチャになりました。

RAM増設
最初は1GBのRAMを2GBに増設しました。WindowsXPですし、携帯用のPCですから重いソフトも走らせないので1GBでも問題ないのですが、5,000〜6,000円で簡単にできるので取り換えました。作業は裏ぶたを開けるだけの簡単なものです。
増設したからといってアプリケーションの動作が特に速くなることもないのですが、気分的には余裕ができます。またERAMというRAMディスクソフトをインストールして512MBのRAMディスクを作成したので、こちらはキャッシュに使用して速度アップに貢献しているかもしれません。

Cドライブの変更
EeePC901Xの欠点としてCドライブの容量が挙げられます。Cドライブには高速なSLCタイプのSSDが使用されていますが4GBしかありません。これとは別に低速のMLCタイプのSSDが8GBあり、Dドライブになっています。Cドライブが4GBでは何かと窮屈なのですが、Dドライブ側にOSをインストールすると速度が遅いという問題があります。
さいわいEeePC901Xの初期モデルにはIDEコネクタがあり、そこに1.8インチのHDDを接続すると、それがCドライブになります。そこで高速のCFメモリーを変換アダプタ(2,000円くらい)に挿して1.8インチドライブに見せかけて接続しました。
これで特に問題もなく動作して、8GBの高速SSDがCドライブになりました。

このPCは厚みがあって実際の重量より重く感じるのが難点ですが、無線LANは802.11nまで対応しているなど細かいところがよくできています。キーボードが狭苦しいのはこの手のNetBookではどれも同じなのでさほどマイナスにはならないでしょう。

投稿者 tickets : 20:01 | コメント (0)

2008年10月20日

CRTの廃棄

我が家で最後のCRTディスプレイが退役しました。

ようやく液晶と交代した三菱の17インチディスプレイですが、久しぶりに持ち上げていまさらながら20kgちかい重さに驚かされました。

さて廃棄しようと自治体のサイトで廃棄料を確認すると、なんと4,000円以上かかります。20インチの液晶ディスプレイが2万円程度(廃棄料込み、消費税込み)で買えるのにいくらなんでも高すぎます。せいぜい2,500円程度と考えていたので別の方法を検討しました。

Yahoo!オークションで100円程度で売ってしまおうかと考えたのですが、同じことを考える人は多くそのような出品は多いのにどれも入札がありません。

半分あきらめながらオークションのページを眺めていると「ディスプレイ送料のみで処分します」という出品が目に入りました。見てみると1円で落札した後に連絡される送付先にディスプレイを元払いで送れば無料で処分してくれるとのことです。
新手の詐欺ではないかと警戒してじっくり読んでみても問題はなさそうです。こちらから先方に払う金はありませんから手数料目当てに不法投棄されるおそれもありません。おそらく資源化して売るのでしょう。

また重くてこわれものなので梱包の手間が心配でしたが、出品者に問い合わせてみると、画面に段ボールをあててエアーキャップ(プチプチ)でくるんだ状態で大丈夫とのことです。以前の仕事の関係でエアーキャップが一巻きあるので金も手間もかかりません。実際にこの方法で梱包してヤマト運輸に持ち込んだところ問題なく受け付けてもらえました。サイズが120で送料は1,500円程度でした。ただし「廃棄物」ステッカーを貼らないと受け付けてもらえないようです。この程度の梱包ではちょっとぶつけただけでダメージが生じますから当然でしょう。なお出品者の説明では動作しなくてもよく、少しぐらい壊れていてもよいとのことでした。

梱包が面倒な場合は運送会社に申し込むと自宅に来て梱包(箱詰め)してから発送してくれるサービスもあり送料に1,200円程度のプラスで済むようです、梱包材を買うことと手間を考えれば安上がりでしょう。

発送をすませてからネットで調べてみるとこのような廃棄処理を行っている業者はあちこちにあり、オークションの手間をかけなくても利用できます。どこも同じような方式で、元払いで送ると無料で処理してくれるようです。

投稿者 tickets : 20:51 | コメント (0)

2008年01月06日

【WindowsHomeServer】4:キューブ型ケースに入れ替えました

WindowsHomeServer(WHS)がとても便利で実用的とわかったので、小型の筐体に入れてそれらしい雰囲気にすることにしました。ついでにメモリー増設など気になっていた点を改善しました。

筐体
マザーボードがMicroATXですから小型筐体はいろいろ売られているのですが、HDDが3台入るものとなると一気に数が減ります。24時間稼働ですからあまり小さくて排熱に難があるのも困ります。といってサイズに余裕がありすぎてミニタワーとあまり変わらないのでは意味がありません。

いろいろ調べた結果Antecの少し大きめのキューブ筐体(NSK1380)にしました。HDD3台のマウントがあり、電源も80Plus規格をクリアしています。デザインもキューブ型の中ではおとなしいもので許容範囲内でした。
年末に14,800円で購入しましたが新年特価で9,800円で売っている店がありました・・・

従来はタワー型やブック型筐体を使用してきたのでキューブ筐体がこれほど扱いにくいものとは知りませんでした。
 ・HDDのアクセスランプが無い
   必要ない人がいるのでしょうか?
   私は必要なのでフロントパネルに穴を開けて増設しました。
 ・スペースがなく実装がやっかい
   PC組み立て歴は長い私ですがとにかくケーブルの取り回しに苦労しました。
   CPUファンを交換したときはズボラをしてケーブルをつけたまま作業をした結果
   HDDのSATAコネクタを折ってしまいました。

メモリー増設
使用したPCのメモリーは512MB×2だと思いこんでいましたが、実は512MB+256MBでした、そこで256MBを1GBに取り替えて1.5GBにしました。旧型になったDDRメモリーは現行品のDDR2に比べてとても割高になってしまいましたが1GBを6,000円弱で入手して一気に容量を倍増しました。重いデータベースを走らせるわけではないので、これで十分でしょう。

CPUファンの交換
ミニタワーに入れていた時は気にならなかったintel純正ファンですが、キューブ型のケースに入れ替えたところ結構うるさく感じるようになりサードパーティ製品に交換しました。
Cooler Master の Cyprum がネットで評判が良い上に純正品とほとんど高さが変わらず狭い筐体にも入るので購入しました、3,300円ほどでした。
ファンの回転数はどちらも2700rpm程度ですが格段に静かになりました。

以上でハードウェア面で気になっていた点は解消しました。

投稿者 tickets : 18:14 | コメント (1)

2008年01月01日

【Windows Home Server】3:自動バックアップ機能

私にとって Winodws Home Server(WHS) の最大の魅力は自動バックアップ機能です。

定期的なバックアップ
WHSではネット上のクライアントPCのすべてのファイルを定期的にWHSにバックアップすることができます。バックアップ中でもクライアントPCは使用することができます、開始時点のスナップショットを取っているようです。

OSも含んだバックアップ
上記で「すべてのファイル」という意味はOSを含んでいますから、クライアントPCがクラッシュした場合でもWHS付属の復旧用CDでブートしてOSや設定を含む全てが回復できます。

複数PCを小容量でバックアップ
従来のバックアップソフトでもOSを含んだバックアップがとれるものがありますが、複数のPCのバックアップではそれぞれを足した容量が必要になり、コストを考えると躊躇してしまいます。
ところがWHSではここが非常にうまくできていて複数のPCも小さな容量でバックアップできるようになっています。

WHSではそれぞれのクライアントPCにあるファイルで同じものは重複してバックアップされず、一つだけが保存され、複数のPCで共有されます。
これは特にOSやビジネスアプリケーションのようなサイズの大きなソフトウェアで威力を発揮します。複数のPCが同じOSやビジネスアプリケーションを使用し、同じようにアップデイトしていればこのようなファイルが殆どを占めるので2台目のPCをバックアップしても追加で(差分)保存されるファイルのサイズは非常に小さくなるためです。

実際に6台のPCをバックアップしましたが、1台目のバックアップ容量と6台分の容量を比較しても6倍どころか2倍にもなりませんでした※。もちろんOSのバージョンが異なったり違うアプリケーションが多かったりするなど状況によって変わりますが、意外なほどに小さくなるのは事実です。

※ 1台目がデータを含めて大きなサイズなので、2台目の増分が薄められていることもありますが、3台目以降でもその都度の増加はわずかでした。

データに関しても同じMP3ファイルなどは共用されるとのことですが、OSやアプリケーションと比べて共用される可能性が低いのでこれほどの圧縮は期待できないでしょう。なお、なにをもって「同じ」と判断するのか興味があるところですが、そのロジックは公開されていないようです。

バックアップされる条件
自動バックアップされるクライアントPCは電源がOFFになっていてはいけません、つまり電源ON、サスペンド、休止のいずれかの状態でなければなりません。
自動バックアップの時間帯に入るとクライアントPCは自分で電源ONの状態になり、WHSからの指示で順次バックアップを行います。バックアップは一台ずつ行われるのでその間他のPCは待ちの状態になります。
WakeOnLAN機能を使用してWHSから電源をONにする機能があるかと思ったのですが、それは実装されていませんでした、セキュリティ面でのリスクを避けたのかもしれません。

休止状態からのバックアップが終了したら、また休止状態に戻って欲しいのですが私のクライアントPCでは全てそのようにならずONの状態のままです。関連サイトでは休止に戻ると書いてあるところもあるので私の設定にミスがあるのかもしれません。
この点は早く解決したいところです。

投稿者 tickets : 22:47 | コメント (0)

2007年12月31日

【Windows Home server】2:使用システムの構成

Windows Home Server(WHS) を使い始めましたが、期待以上の出来で楽しんでいます。

システム構成
ベースのPCはバックアップシステムとして使用していたものを若干強化して次の仕様になりました。
  CPU: Celeron 2.8GHz (478ピン)
  RAM: 1GB
  LAN: 1000BaseT
  HDD: 1.5TB(SATA 500GB×3)
  Graphics: チップセット搭載

RAMは2GBにしたかったのですが、現在安くなっているDDR2ではなくDDRタイプなので15,000円以上かかるのであきらめました。この価格なら将来を考えてマザーボードやCPUまで交換した方が安上がりです。
RAMは普段は半分ほどしか使用していないのですが負荷の大きな処理をしているときはほぼフルに使用してしまい余裕がありません。

HDDは3台以上で構成することが安全との情報を得てこのようになりました。使用したマザーボードにはSATAポートが二つしかないため3台目の接続には玄人志向のSATA拡張カードを使用しました。
現在6台のクライアントPC(XPが5台、Vistaが1台)をバックアップして500GB程度が使用されていて1TB程度が空いています。共有データ領域には巨大なファイルは入れていませんがDuplicateしています。
PCによっては毎日バックアップしていますが、差分バックアップの威力でほとんど容量は増えていません。

LANはバックアップを迅速に行うために1000BaseTを強く推奨されています。マザーボードのLANは100BaseTXなので手元にあった拡張カードを使用しました。Realtekのチップが使用されていますがWHSはドライバを持っていなかったので別途インストールしました。

サーバはできるだけパーツを減らして信頼性を高め、あわせて発熱を減らしたいところですが昔のマザーボードを使ったために拡張カードを2枚入れなければなりませんでした。
その代わりと言うわけではないのですがグラフィックスはチップセット内蔵のものを使用しました。サーバの画面というのはほとんど使うことがないので十分すぎるほどです。

インストール
インストールは拍子抜けするほど簡単でした。
Windows Server2003 ではインストールに先立って設計しておかなければなりませんが、同じコアを使っていても設定の多くがプリセットされているので、ほとんどデフォルトのままで進行します。

サーバなのでセキュリティには一層気を使いますが適当なソフトウェアを探すのは大変です。クライアントPC用のセキュリティソフトは使えませんし、Server 2003用のものは高価です。幸い Avast! がWHS専用のセキュリティソフトを提供しているので使用しました。クライアントPC用は個人使用なら無償ですが、WHS用は年間約$40がかかります、ちょっと高いですね。クライアントPCにAvast!がインストールされているとアップデイトの状態やライセンス期間などを集中管理できるのはメリットです。

ユーザーアカウントを作成した上でクライアントPCにConnectorソフトをインストールします。
Connectorソフトはサーバと接続しないとインストールすることができません。幸いWHS、クライアントPCの両方にファイアウォールを設置した状態でも接続することができたのでこの作業も簡単に終わりました。

使用を開始してしばらくしてOSの再インストールを行いました。
OS自体の設定は消去されてしまいましたが、クライアントPCのバックアップ及び共有フォルダのデータは残るのでそれほど影響はありませんでした。

アプリケーションソフトのインストール
Microsoftから無償で提供されているグループウェアのSharePoint3.5をインストールしました。Outlookの簡易版のようなものでOutlookとの同期もできるようです。
.NetFrameworkをインストールしたりと手間はかかりますが、日本語版なら日本語が何の問題なく使用できます。
詳細は別途報告します。

他にもインストール可能なアプリケーションはいろいろありますが、信頼性第一の方針なので必要最小限のものしか入れない予定です。

Windows Server 2003 は安定したサーバOSですから、その枯れたテクノロジーの上に構築されたWHSも同様に安定性が期待できます。

投稿者 tickets : 10:16 | コメント (0)

2007年11月05日

Windows Home Server 面白そうです

「意外に売れた」と話題になった Windows Home Server を購入しました。

初めて知ったときは単なるWindows Server 2003のサブセット版と思い、そんなもの家庭向けに売り込むとは何を考えているのかと不思議に思いました。

しかし発売後の紹介記事を読むと単なるファイルバックアップではなくクライアントPCのOSを含めたバックアップができることがわかり、俄然興味がわいてきました。

PCのフルバックアップは手間がかかるのでつい手を抜いてしまいがちです。先延ばしにしていると後悔する目にあうのがわかっていてもなかなかルーチンワークにはできません。バックアップ先も実用的にはNASになるのでコストと信頼性に問題があります。

ところがWindows Home ServerではOSまで含めたバックアップを定期的に(差分のようです)取れるだけではなく、複数のコンピュータが使用している共通のDLLは重複せずに一つだけバックアップします。これによりディスク容量が大幅に減ります、Windowsを作ったMicrosoftならではの小技が効いています。
技術的な説明はないのですが、バックアップデータのサイズもコンパクトになると書いてあります。

信頼性の面ではRAIDではなく、MS独自のデータの二重化を行っているようです。また複数のHDDを20GBのOS部分とそれ以外のDATAの二つのボリュームとして扱うので、HDDを増設しても容量が増えるだけで、あれこれ考える必要がありません。
ただ、これらは魅力的であると同時に危険な領域です。フィールドでの実績がないだけに問題が出ればデータがとんでしまい回復不能となりかねません。複数のHDDを使用することを推奨していますがどのような組み合わせが良いのか情報も不足しています。

しかし不安はあるものの、ひさびさのMicrosoftらしい(あるいはMicrosftらしからぬ)面白い製品なので、積極的に使って信頼性を試してみたいと思います。
Microsoftには陰でLinuxつぶしを図るのではなく、これからもこのような魅力的な製品で勝負して欲しいと願っています。

投稿者 tickets : 22:28 | コメント (0)

2007年09月01日

新しいPC:E-2140のクロックアップ

新しいCPU E-2140 は50%のオーバークロックで安定して動作し続けました。

このCPUはSpeedStep対応で負荷が軽いときは×6に落ちるのでベンチマークテストなどを走らせて×8になるようにしてテストしました。また3DゲームのLost Planetを走らせてみて問題が出ないことも確認しています。

標準では外部クロック 200MHz×8でCPUクロック 1.6GHzで動作します。

外部クロック: 300MHz(+50%) CPUクロック: 2.4GHz
50%アップつまり 2.4GHzで一週間ほど使用しましたが、非常に安定しておりダウンする様子はありません。このクロックなら通常使用に十分耐えそうです。
   :
   :
外部クロック: 360MHz(+80%) CPUクロック: 2.88GHz
この周波数まで外部クロックを10MHzずつ上げてみましたが、ベンチマークも問題なくクリアしました。
しかし周波数を上げるに従ってKVM(PC切り替え器)経由で接続しているワイアレスマウスを認識しなくなることが多くなりました。ただこのマウスはUSB受信機を[USB→PS2変換器]→<KVM>→[PS2→USB変換器]という無理をしてPCに接続しているので、もとから認識しなくなることがありましたから致命的な問題ではありません。

外部クロック: 370MHz(+85%) CPUクロック: 2.96GHz
Superπを走らせている途中にダウンしてリブートがかかりました。
これは明らかに限界を超えています。

ということで、とりあえず360MHz(+80%)、2.88GHzでしばらく動作させてみます。
経験からクロックで10%の違いはほとんどわからず、20%から体感上の差が出てきますから、このクロックで少しでも不安な兆候が出たら340MHz(+70%)、2.72GHzに落とします。

=====追記:2007年9月8日=====
360MHzではI/Oデバイス関係で立ち上げ時の誤認識めいたことが出ました。
 ・英語キーボードなのに日本語キーボード設定になってしまうことがある
 ・KVM経由のマウスを認識しないことが多い
 ・小さなアイコンに設定してあるのに大きなアイコンになってしまった
特に最後のものはレジストリが化けていることも考えられ不安なので現在は340MHz(+70%)、2.72GHzにしています。この設定では今のところ問題は出ていません。

投稿者 tickets : 13:45

2007年08月28日

新しいPC:放熱に悩むの巻

G33内蔵グラフィックスの画質の悪さに耐えきれず、Nvidiaの8600GTを載せたグラフィックスカードを購入しました。
DVD再生画像の質からATI(今はAMD)のRADEONを愛用しているのですが、今回はカプコンのLost Planetを試したいのでNvidiaにしました。雑誌の評価を見てもこのゲームに限ってはNvidiaが圧倒的に有利なようです。

使用してみるとCPUが非力(E-2140@2.4GHzOC)なのに1280x760x32bitの画面で20〜40FPSと十分なフレームレートです。画質や効果はデフォルトなので更に質を上げると遅くなりますが、デフォルトのままでも十分きれいです。

しばらくして温度をチェックするとマザーボードが50℃近くになっています。ファンレスのグラフィックスカードの放熱器はさわれないほどの熱さなのでこれが原因と思ったのですが、これを抜いてみてもほとんど変わりません。CPUは触ってみても大して熱くないのでこれも原因ではありません。

どうやら小さな筐体に熱がこもってしまうようです。
安いファンを買い込んでいろいろ試したところ、背面の60mm×2の排気ファンを回転数の高いものに取り替えた上で裏返して吸気ファンにしたことが一番効果がありました。背面から吸気してCPUファンの横を流れて前面下部にある電源を通って側面に排気されるという空気の流れがよいようです。
他のファンも回転数の高いものに取り替えてみましたが、目立った効果はありませんでした。

筐体の前面に押し込められた電源からの排気は折れ曲がった狭いダクトを通り抜けて側面に抜けるので抵抗が大きくスムーズに流れていません。おまけでついてきた安物電源なので効率が悪くて発熱が大きいこともあるようです。

しかしグラフィックスカードを戻した状態でも最高で42℃になったことでよしとしました。

意外なところで苦労しましたが以前に比べてCPUの発熱が格段に少ないのでなんとかなったようです。目的のQ6600にする時は効率のよい電源に入れ替えるか、もっと大きな筐体にしなければならないかもしれませんが、まだ先のことです。

投稿者 tickets : 21:33 | コメント (0)

2007年08月12日

新しいPCを組み立てました

久しぶりに新しいPCを組み立てました。現用機はCPU、メモリー、HDDすべてが旧規格なので部品の入れ替えによる強化ができません。

新機種の仕様は次のようになりました。

[CPU]
QuadコアのQ6600をねらっていますが、安くなったとはいえ約36,000円なので今回は見送り、1万円以下で買えるPentium4のDualコア版E2140にしました。このCPUなら将来Q6600に差し替えできます。

[メモリー]
DDR2/800MHzの1GBが2枚で1万円以下でした。

[マザーボード]
ASUSのP5Kシリーズを選びました。長く使う予定なのでチップセットは3シリーズを選び、初期投資を抑えるためにグラフィックス内蔵(G33)のP5KVにしました、2万円強でした。

[HDD]
1パーティションでOSのみに使用することを考えてSATA/80GB/7200rpm/8MB/3Gbpsのものを選びました、5,000円強でした。

[ケース(筐体)]
ATXが入り、光学ドライブ2台とHDD2台が入り、好みのデザインという基準で探したところ400W電源付きで1万円以下で見つかりました、マイクロATX用並に小さなケースです。

[Windows Vista Ultimate]
Ultimateの64bit版を秋葉で2万円弱で購入しました、OEM版なので32bit版へのダウングレード権はついていないようです。当初はHome Premiumにする予定でしたが16,000円弱とほとんど価格差がありませんでした。

数年ぶりに一から組み立てましたが無事起動しました、以下はその結果と使用感です。

□ CPU
定格クロックは1.6GHzですが50%アップの2.4GHzで動作したので驚いています。Celeron300MHzを450MHzで動作させて大喜びしていた時代を思い出しました。
このまま暑い夏の間動作させて安定度を試します。

□ グラフィックス
3Dゲーム性能が非常に低いのは当然としても出力信号の品位が低いことにがっかりしました、ドットの切れが悪くにじみが出ます、色味も濁っています。オンボードグラフィックスの宿命なのか、それとも出力ドライバ回路をケチっているのかわかりませんが、グラフィックスカードを増設するまでは我慢です。
とはいえDirectX10に対応しているのは立派です。

□ Windows Vista Ultimate>
XPと使い勝手が違うのでとまどうことも多いのですが、結構直感で使っています。Windows2000からXPへの移行では「なぜこうなるの?」という疑問点が多かったのですが、今回はなんとなく使えてXPの時よりわかりやすい点があります。
セキュリティ向上は大変結構なのですが、何かといえば画面が暗くなって警告が出るのはわずらわしいだけです。この警告を止める設定を調べなくては・・・

□ HDD
80GBと小容量なので性能が低いのではないかと心配しましたが十分な性能を発揮しています。

---- 今後の予定 ----
  ・グラフィックスカードを増設してLost Planetのデモを走らせる
  ・CPUはいずれQ6600クラスに交換
  ・500GBのHDDををデータ用に増設
当分メインには使いませんので、楽しみながら増設していこうと思っています。

投稿者 tickets : 08:56 | コメント (0)

2007年06月03日

プリンタとインクのビジネスモデル

Canonのインクジェットプリンタの調子が悪くなり買い替えました。

インクの出がおかしくなったので詰め替えインクの使用が原因かもしれません、そうだとしてもインク代の差額でプリンタ代金の15,000円は十分に元を取っています。

ところで今回プリンタの機種選定をしているときに気がついたことがあります。従来メインストリームだった10,000〜30,000円の専用プリンタが激減して、20,000円以上の多機能機種ばかりになっていました。

不思議なのは多機能機はメモリーカード対応+カラー液晶モニターで写真プリントを強調しているのにインクの色数が減っています。安価な専用機が4〜7色なのに多機能機は4〜5色がほとんどのようです。
「色数が増えていっそうきれいな写真プリントが実現」というおなじみのキャッチフレーズは過去のものになりました。

これはプリンタメーカーが詰め替えカートリッジ訴訟の関係でビジネスモデルの変更を余儀なくされているためのようです。従来は本体では利益が出なくてもインクで利益を上げていました。1,000円ほどで販売されているカートリッジはプラスティック筐体+インク+ICで構成されていますが、どれもコストはxx円程度と思われますから、利益率の高さは桁違いです。
新しいプリンタが出るたびにインクの数が増えてきたのもうなずけます。3色からはじまって今は普通に販売されているものでも8色まであるようです。

しかしインクの独占が終わって利益率が下がるとなるとその分を本体でカバーする必要が生じます。そのため「多機能で高価」なプリンタにシフトし、一方でインクは色数を減らして在庫リスクを下げているのでしょう。

話は戻って今回購入した iP4300 ではインクを詰め替えた場合(いったん使い終わったカートリッジ)は使用できないプロテクションがかかっていました。これを回避するにはインク残量の測定機能を無効にしなければならず、かなり不便になります。前のプリンタと同じカートリッジを使っているのにプリンタ側の処理が変っています。

こうなるとカラーレーザープリンタへの移行時期かなと思うのですが、写真プリントの色再現は満足できるレベルではないので悩ましいところです。

投稿者 tickets : 07:23 | コメント (0)

2007年05月21日

ホスティング会社の切り替え

こことは別のサイトの話ですが、前々からトラブルの多かったVerioからさくらインターネットに移行しました。

切り替えをためらっていたのは時間がかかったり、トラブルが発生してメイルが使えなくなることを避けたかったためです。ところが最近Verioで立て続けにメイルサーバが落ちてしまいました、過去にも同様の問題があり、これでは使い続ける意味がないのでついに決心を固めました。

しかしスムーズに移行できるのか心配は残ります。以前米国でドメインの所有権を移そうとした時は公証人に書類を作成してもらうなどとても面倒でした。数年前にホスティング会社を移そうと調べた時も、移行申請の書類をダウンロードして印刷、記入して提出しなければなりませんでした。

そのような経験があったので次のような見込みを立てました。
  □ 申請などの移行準備  数日〜一週間
  □ 移行の実作業      一日
  □ DNSへの反映終了   最長二日間
この間はメイルに問題が発生するかもしれないことも覚悟しました。

第一段階
メイルでVerioに移行用のコードを請求しました。驚いたことにやっかいな書類も必要無く、折り返しのメイルでコードが送られてきました。送信後一時間も経っていません。

第二段階
さくらインターネットで新しいサイトの契約をしました。これも使用できるようになるまでに一時間もかかりませんでした。

第三段階
できたサイトへのドメイン移行の手続きに入り、さくらインターネットのサイトで指示どおり移行用のコードを入力しました。
ここでトラブルが発生、コードが違っていたのです。Verioに問い合わせると別のコードが送られてきました。前のは何だったのかという疑問はあるものの、新しいコードで手続きが再開でき無事終了しました。

第四段階
手続きは全て終了し、ここから実際にドメインサーバの書き換えが始まります。たくさんあるDNSは一度に書き換えられるのではなく順次変更が伝達されますから遅延が生じます。最長二日間といわれていますがとりあえず日本と米国で反映されればよいので半日〜1日と見込んでいました。

しかし、これほど早いとは・・・
数十分で前のWebサイトは見えなくなり、新しいサイトが見えるようになりました。当然とは言えURLが同じですからブラウザのブックマークはそのままです。

これに比べるとメイルソフトは設定変更の手間がかかりました。新旧サイトではセキュリティの設定が異なる上にホスティング会社もメイルソフトもクセがあるのでメイルアドレスの記述など試行錯誤が必要な部分もあります。
しかし私自身のメイルアカウントの作業が一段落する頃にはメイルも無事に開通していました。

終わってみると申請、引っ越し、DNSへの反映を含めて半日しか経っていません。以前に比べると格段に進歩していることに驚かされました。

この程度の作業なら何度やっても負担になりません(笑)

投稿者 tickets : 21:33 | コメント (0)

2006年10月30日

MNPソフトバンク騒動

「メイルも通話も0円!月2,880円!」のショッキングなアナウンスで話題を独占したソフトバンクモバイルですが、実体が明らかになってくると決して安くはないようです。

「今までの携帯料金のわかりにくさを排除した」との孫社長の言葉と違い、とてもわかりにくい料金体系なのですが情報をまとめてみると大体以下のようです。

月2,880円
「普通に」(DoCoMoのi-mode程度)使おうとすると月5,000円を超えるようですし、これには無料通話は含まれません。ただし契約後数ヶ月は無料サービス期間があるので、5,000円よりずっと安くなります。

通話も0円
ソフトバンクモバイル同士の通話は0円ですが、DoCoMo、auなどの他キャリア及び固定電話への通話はかえって高くなります(追加情報:10月30日に他キャリア向け料金の値下げを発表しました)
しかもソフトバンクモバイル同士の通話でも22:00〜0:59深夜の時間帯(ピークタイム)は月間200分までは0円ですが、これを超えると料金が発生します。

端末は2年以上の縛り
端末代金は24ヶ月の月割りで支払う事になります。ただし契約している間は同じ金額が請求額から引かれるので実際には支払いは発生しません。
しかしこの支払い期間内に機種変更したり解約すると、その時点で残っている残額を払わなければなりません。その場合の価格は値引き無しですから今の店頭価格よりかなり高いものになります。
その他に「頭金」の支払いがありますが、ここでは省略します。

以上、細かい部分をはしょっているので若干不正確なところもあるとは思いますが、孫社長が印象づけることに成功した
  「毎月2,880円払うだけで電話かけ放題、メイルも使い放題」
というものとはかけ離れていることだけは確かです。

このままではイメージ戦略に踊らされた人は次のような道をたどるのではないでしょうか?

 □ 月2,880円で使い放題と勘違いして乗り換える
 ↓
 □ 0円だと思った通話料金が結構かかるので驚く
 ↓
 □ 数ヶ月すると基本料金が跳ね上がってさらに驚く
 ↓
 □ これなら他キャリアの方が良いと再乗り換えをしようとする
 ↓
 □ 端末料金の精算に何万円もかかると知らされ仰天する
 ↓
 □ 告知が不徹底だったとして社会問題化する
 ↓
さてこの後、孫社長はどのような発言をするのでしょうか?

ADSLの価格破壊で日本のIT競争力を高めたソフトバンクに期待していたのですが、このままでは大変なことになりそうです。

投稿者 tickets : 15:29 | コメント (0)

2006年08月30日

地上デジタルチューナ買いました

Unidenが出した地上デジタルチューナ DT100-HDMI を購入しました。

19,800円という価格に見合った内容で、大胆に機能を削除してあり電子番組表にも対応していません。しかしとりあえず地上デジタルがどのようなものか見るには十分な内容です。

私の加入しているCATVは地上デジタル波をパススルーで提供しているので、STBを用意しなくても通常の地上デジタルチューナで受信できます。
アンテナを接続してコンポーネントビデオとオーディオをTVに接続すると問題なく受信できました。ハイビジョンTVではないのですが、緻密な画像はハイビジョン送出の実力です。

次に自室のPCのTVチューナカードに接続しました、こちらはSビデオで接続しましたが同様にきれいに受信できました。

ここまでくるとハイビジョンで見たくなったのでHDMI [入力]のあるキャプチャーカードでハイビジョン画像を見ようと思ったのですが、どうも市販されていないようです。コピープロテクト問題がからんでいるようです。

このようにハードウェア的には順調に進んだのですが、ソフトウェアつまり放送内容は特に見るべきものはありませんし、むしろ劣化する場合もあります。

4:3で放送している場合
上下左右に黒枠の入った小さな画面を見るとがっかりします(このチューナは近いうちにファームウェアアップデイトで4:3がフル画面表示になる予定です)
しかしそれをごまかすために左右に模様のついた壁紙を入れた番組はみっともないことこの上ありません。

16:9で放送している番組
左右一杯に表示されますが、4:3で見ても問題無いようにレイアウトしているので左右は切れても良いように意味の無いものになっています。

アナログとの並行送出なので仕方ないと言えますが、16:9の意味は全くありません。

唯一デジタルらしい点は同一チャンネルでの複数番組送出です。NHK教育が多くやっていますが画質の劣化もさほどないのでチャンネルが増えるのはうれしい点です。

結局アナログ放送に比べて若干画質がよくなる程度(意図的に劣化させているとの疑惑も出ています)なので今の時点でTVを買い換えるメリットはなさそうです。アナログ放送が終了する頃にはもっと良いTVがはるかに安く買えるはずなのでそれまで待ちます。

投稿者 tickets : 21:50 | コメント (1)

2006年06月19日

GYAO:唯一成功したインターネットTV

USENが運営しているGYAOは、おそらく世界で唯一、顧客の取り込みに成功したインターネット動画配信サービスでしょう。

それまでいくつもの動画配信サービスが鳴り物入りで登場しながら失敗してきました。原因は単純です、提供しているコンテンツが貧弱で金を払って見るようなものではありませんでした。日本におけるキラーコンテンツは、どこもガンダムで差別化もできていませんでしたし、金を払っているのにビットレートの低い質の悪い画像ですからレンタルDVDと比べようもありません。

ところがUSENは最初から質、量共に見応えのあるコンテンツを用意して、しかも無料で提供しました。ビットレートも高く、質の高い画像を見る事ができます。これはUSENが次の時代のビジネスを模索しての先行投資と考えているからです。
当初はUSENのISP事業を拡大するツールとしてコンテンツを用意したのでしょう。しかしクローズドサービスではなく、他のISPのユーザーでも利用できる無料サービスとしたところにUSENのセンスのよさが光っています。その結果短期間で1,000万ユーザーを獲得しました。

USENは他社がペイパービュー方式を目指して失敗している中で、この視聴者数をベースにしたCMからの収入による民法TV方式を実現しようとしているのです。

しかし現在では投資に見合う収入はありません。コンテンツを揃えるためには映画会社等に前払い金を支払わなければなりませんから当分持ち出し状態が続きますし、その金額はUSENといえども大きな負担になります。
しかし決して勝ち目のない闘いではありません。一番の武器はTVに比べてはるかに有効なCMを提供できる事です。現在TVではZAPPING、あるいは録画してCMをとばしてしまうといった視聴形態が一般的になってCMの効果は大幅に減っています。
ところがGYAOではCMスキップも録画もできないシステムになっていて、強制的にCMを見せる事ができます。チャンネルを切り替えるように別の番組に切り替える事はできますが、元の番組に戻ると最初からの再生になるのであまり意味はありません。この結果CMの到達率は飛躍的に高まります。
さらにインターネットは双方向メディアですから視聴者の動向をとらえて最適なCMを送り込む事も可能です。

電波は免許制のもとで放送局の設置、運営には厳しい規制がかけられています。しかしインターネットは放送法による制限も(現在は)受けていません。電波のような到達距離の制限もありませんから世界のどこにでも放送局を設置できますし、設置コストも安価です。

新しいメディアの上で新しいビジネスが動き始めています。大きなエポックを目撃するだけでなく、参加できる時代に生きている幸せを感じています。

投稿者 tickets : 00:54 | コメント (0)

2006年06月15日

今時のOS(3) Solaris

実は Solaris についてはあまり書く事がありません。

「本物」として非常に高価で自宅用には手が出なかった Solaris が無償になった時に喜んで入手しました。米国から CD-ROM が届いた時は感激しましたが、いそがしさにかまけて殆ど使う事はありませんでした。
そのうちに SUN がまた方針を変えて新バージョンは無償でなくなったので、使う気にもならず放り出してしまいました。

その後 Linux が普及したためか SUN はまた Solaris を無償にしましたが今度は飛びつく気にはなりませんでした。本気で使い始めた後でまた SUN の気が変わって有償化されたら大きなダメージをこうむります。
それに以前は洗練度で Solaris に及ばなかった Linux が遜色ないまでに完成度を高めた事もあり、Solaris がそれほど輝いて見えませんでした。

というわけで今後も自宅システムに Solaris を使う事はないと思いますが、かつてあこがれた Solaris の名は今でも私には魅力的です。

投稿者 tickets : 23:35 | コメント (0)

2006年06月13日

今時のOS(2) Windows Vista

Windows次期バージョンの Windows Vista のβ2がダウンロードできるようになりました。

約3GBのファイルをDVDに焼いて、ノートPCにインストールしました。PentiumV/800MHz、RAM384MBと今となっては非力なマシンですが、とりあえず動いています。

Windows Vista はグラフィックスチップを認識してくれなかったのですが、1024x768のLCDを設定したところ色も含めて、しっかり表示されました。グラフィックスチップがi810のマシンにインストールした際には標準VGAとして256色しか出ず実用にならなかったことに比べると救いがあります。

Internet Explorer 7を使ってみても、若干動作が重い点を除いて特に問題になることはありませんでした。

ところが付属のゲームソフトを起動してみると描画に時間がかかりすぎて使い物になりません。ソリテアでもカードを選択するのに数秒かかり、移動では10秒程かかる場合もあります。しかも時間がかかりすぎるためか選択したはずのカードが選択されない場合もあります。ゲームを起動する際に「ハードウェアアクセラレータがありません」といった内容の警告が出ましたが、DirectX9 対応になっていないためでしょう。
DirectX9 をフルに使うことでテスト用のツールとしていることも考えられますからまともに動作しなくても文句を言う筋合いではないのかもしれません。

しかし Windows Vista の要求仕様が非常に高いことから、現在使用されている多くのコンピュータがふるい落とされて買い換えなければならないことが予想されます。

Microsoft は Intel と二人三脚で発展してきました。新しいOSはより強力なCPUを要求し、新しいCPUが新しいOSを可能にしてきました。しかし最近は旧式のPCでも十分実用になる状態が続きコンピュータの買い換え需要が頭打ちになっています。Microsoft と Intel はこのような状態に満足せず2〜3年でコンピュータを買い換える世界に戻そうとしているようです。

液晶ディスプレイが付属したPCがWindows込みで6万円程度で購入できるのに、Windows単体が2万円以上するというのは異常な状態です。一方でメーカー製のPCが中古市場に出てくる時にはバンドルされていた Windows が外されている例が増えてきました。

ここから透けて見えるのはOSをコモディティとして消費させようとする Microsoft の戦略です。従来ハードウェアから独立していたOSをハードウェアと一体にしたライセンスに切り替え、PCを買い換えたらOSも買い直さなければならないようにするのでしょう。
OSのコモディティ化それ自体は悪い事ではないのですが、コモディティにも関わらずOEM価格を高値維持して商品価格に跳ね返らせるのでは独占による価格操作のそしりをまぬがれません。

ビジネスアプリケーションがパッケージソフトからネットワーク上のサービスに移行する事で Microsoft が Office で得てきた莫大な利益が先細りになることが予想されます。OSでも Linux の予想以上の普及は Microsoft に危機感を持たせています。しかしその対抗策が独占の一層の強化ならば Microsoft の先も見えてきたような気がします。

投稿者 tickets : 20:50 | コメント (2)

2006年06月11日

今時のOS(1) FedoraCore 5

Linux のディストリビューションの一つ FedoraCore 5 をインストールしました。

最近の Linux はインストールが容易になり、各種のデバイスドライバも充実しているのは知っていましたが、アップデイトの進歩に驚かされました。

GUIからアップデイトツールが起動でき、必要なモジュールを選べば後は相互の依存関係を調べてダウンロード、インストールまでしてくれます。要するに Windows Update と変わりない使い勝手になっています。
以前からインストールはずいぶん改善されていましたが、アップデイトは面倒な手作業が伴うままでした。それが改善されたことで Linux は X-Window の GUI から離れずにほとんどの作業が行えるクライアントOSに進化しました。

もちろんOSだけでなくオフィスソフト(OpenOffice.orgなど)も無料で入手できます。また動作が軽いので旧式のPCでも動作します。今回私が使用したPCはCeleron 1.2GHz、RAM512MB、HDD80GB、グラフィックスチップは統合型i810を解像度1280×1024で使用しましたが全くストレス無しに使用できます。

一方で同じPCにインストールして試した Windows Vista (β2版)ではインストールこそできたものの動作が重く FedoraCore のサクサク感は望むべくもありません。
さらに使用したグラフィックスチップがサポートされていないので標準VGAとしてしか機能せず 1024×768モードでは256色になってしまい表示の一部が読みとれず全く実用になりませんでした。もしドライバができたとしても DirectX 8.4 までしかサポートしていないので Windows Vista の要求仕様 DirectX 9 をクリアしていません。

Linux はサーバ用途にはベストチョイスであってもメインテナンスに専門知識が必要なのでクライアントOSとしては使えないと考えていました。しかし、このレベルなら素人さんが使用するクライアントOSとして通用します。特にメイル、ブラウザ、オフィスツールの3点セットだけがあれば足りる用途(これがほとんどでしょう)はほぼカバーできます。

ところでオフィスソフトで問題になる互換性ですが、外部に提供する文書はPDFフォーマットで出力すれば解決します。最近は改ざん防止と MS-Word のバージョンによる見え方の違いを防ぐためにPDFで提供する事も増えています。
しかし Excelファイルで提供されることが多いスプレッドシートでは関数に互換性が無い点が大きな問題になります、この点には何らかの解決方法が必要でしょう。

投稿者 tickets : 22:15 | コメント (0)

2006年02月25日

Verio(NTT-COMの子会社)最悪です

メインで使っているドメインを置いてあるサーバがまたトラブルを起こしています。

米国のVerioという会社ですが、日本のNTTコミュニケーションの100%子会社です。

昨年の10月に台風で停電したら、容量不足でバックアップ電源まで落ちてしまい3日以上ダウンしてしまった、大ボケサーバ会社でもあります。

今回私のサイトは別サーバに移されIPアドレスも変更になりました。どうやらフロリダからカリフォルニアに移したようです。
従来の設定を変更しなくてもWebサイトが表示され、メイルも受信できたので安心したのですが、なんとSMTPとの接続でエラーが出てメイル送信ができません!
DNSの変更が反映されるまでのプロパゲーション・ディレイが影響しているのかと24時間待ってみてもやはりだめです。設定をいろいろ変えたり、ファイアウォールを外したり、別のメイラーを使ってみても同じです。
仕方がないのでおまけでついているWebメイルで送信しようとしたら、なんとWebメイルに接続できません・・・

サポート宛にメイルで何度問い合わせても返事が来ません。

NTTが買収するまではいい会社だったんですがね−

前回のトラブルの時には下記の社長名で「ごめんなさいメイル」が来ていましたが、教訓が全く生かされていません。

We are committed to taking necessary measures to prevent recurrence of such a situation in the future.
(抜粋:今後このようなことが2度と起きないよう万全の体制でのぞみます)

  Kiyoshi Maeda
  President and Acting CEO
  Verio Inc., an NTT Communications Company

口先だけです、これじゃ事故続出のJALと同じですね。
世界に日本の後進性を印象づけた東証のお仲間でもあります。

日本の大企業のみなさん、いい加減に世界に大恥をさらすのはやめてくださいな。

投稿者 tickets : 10:26 | コメント (0)

2006年02月02日

Internet Explorer 7 良さそうです

IE7のベータ版がダウンロード可能になりました。

後先考えずにインストールしてしまいましたが、今のところまともに動いています。以前IE6をタブブラウザ化するプラグインをインストールしたときはひどい状態ですぐに外してしまいましたが、今回は使い続けています。

Movabletypeでプルダウンメニューを出したら「プロシージャが無い」と怒られましたが、無視しても問題ありませんでした。

フィッシング詐欺防止のためにURLのチェック機能がついているのがうれしいところです。Virus Busterにも同じ機能はついているのですが、ネットが重くなるとURLのDBへの接続がタイムアウトするようです。そのため夜中になるとネットブラウジングが遅くなって使いにくいのです。IE7も同じDBを見ているのかもしれませんが、同じ条件でも軽く動きます。

これならIEもまだまだ使えそうです。

投稿者 tickets : 23:55 | コメント (0)

2005年12月29日

FOMA P902i でBluetooth(結末)

PDA(Sigmarion3)からの接続に成功しました。Socket社のCF型Bluetoothアダプタを使ってP-902iでインターネットに接続できました。

メイルソフトを立ち上げて新着チェックをすると自動的にBluetoothでP-902iに接続してダイアルアップします。メイルを取得し終わると自動的に接続を切るのでつなぎっぱなしになる心配もありません(64kデータ通信モードで使用しています)
接続に若干時間がかかることを除けば快適です。

パスキーを設定してもBOND(機器登録)ができない問題に悩まされましたが、P-902i側の設定とSigmarion側の設定をいろいろ組み合わせて、無事動作させることができました。
機器登録する際にP-902i側を「ダイアルアップ全待機」にすること、BOND前だと設定したプロファイルが変わってしまうことがあるので頻繁に確認しなければならないことなどがひっかかった点です。
P-902iの設定に使用する用語がBluetoothの用語では無い点も混乱の原因のひとつです。しかしBluetooth用語は携帯しか知らない人にはわかりにくいのも確かです。

手順を記録しようと最初からやり直してみたのですがまた試行錯誤を繰り返すことになり、再現性の高い手順の記録はできませんでした。
接続ミスが発生するとPDA側のソフトの動作が不安定になるため、同じ事をしても結果が違ってしまうことが原因のようです。かなりの回数、ソフトリセットや電源の再投入を行ってなんとか接続にこぎ着けました。

いったん動作するようになれば安定しているようなので使用には問題なさそうです。


BluetoothのClass2なので仕様上、到達距離は約10mですが実際に5m程度まで安定して接続されます、ポケットやバッグの中のFOMAを使うにはちょうどよいですね。

投稿者 tickets : 18:52 | コメント (0)

2005年12月26日

FOMA P-902iでBluetooth 【続報】

P-902iにBluetooth機器を接続した結果です。

1.Socket社CF型アダプタ
Windows CE.NET(Sigmarion3)で使用できる数少ないアダプタとして購入したのですが、ペアリングでつまづいています。

P-902iから機器の認識ができてプロファイルも取得しているのですが、Passkeyを設定しても接続できません。携帯側からペアリングを開始するとPDA側でも反応してどちらもPasskey入力画面に進むのですが、同じPasskeyを入れているにもかかわらずエラーになってしまいます。
Windows XPマシンでは問題なくペアリングできるので、PDA側のソフトに問題があるように思われます。

数日にわたって試したものの上記の状態から進んでいません。
これがP-902iに切り替えた目的なのでなんとか動作させたいと思っています。

2.USB型アダプタ
先回書きましたが、Windows XPマシンで問題なく動作しています。
PDAではドライバが無いため動作しません。

3.ヘッドセット
Jabra社のヘッドセットBT-100が届きました。箱が無く、付属している英文マニュアルに誤植が多いので製造ラインからの横流し品かもしれません。かなり旧式でヘッドセットとしては大きめですがその分安価(3,000円)でした。

簡単にP-902iとのペアリングができました。

スピーカ側の音質は実用上十分でしたが、マイクがノイズキャンセルタイプではないので周囲の雑音を拾います。クルマの中や雑踏では問題になりそうです。

バッテリーがすぐなくなってしまったのですが、数回充放電を繰り返せば回復するかもしれません。

投稿者 tickets : 10:05 | コメント (0)

2005年12月13日

FOMA P-902iでBluetooth

香港からUSBタイプのBluetoothアダプタが到着しました。

早速ノートPCに取り付けてみました。Bluetoothを取り扱うのは初めてなのでPasskeyの設定でとまどいましたが、P-902iの設定も含めて30分ほどで終わりました。
特にトラブルもなく簡単に接続できて、なかなか快適です。日本では全く普及していないBluetoothですが、欧州を中心に熟成期間を経ているのでソフトウェア的に練られていて使い勝手がよく、安定しているようです。

CFタイプが届いてPDAからのアクセスができるようになれば当初の目的が達成されます。

携帯側でBluetoothを常時ONにすると消費電力が増えるので、バッテリーの持続時間にどれほど影響するのか様子を見てみます。

調子よく使用できたのでBluetoothヘッドセットやハンズフリーフォンが欲しくなってきました。車載時もケーブル接続しなくてすむのは魅力があります。

投稿者 tickets : 23:06 | コメント (0)

2005年11月28日

テープでバックアップ

バックアップ用のテープドライブを入手しました。

DATテープのデータ用DDS4を6巻入れて自動的に交換するオートチェンジャー(オートローダー)です、ジャンク品を入手しました。HPのサイトからドライバやツールをダウンロードしてなんとか使えるようになりましたが、何かとやっかいな点があります。

1.ファームウェアのアップデイトができません。HP製とはいえOEM製品なので「該当しません」とはねられてしまいます。OEM先のサイトからはファームウェアのダウンロードはできません。

2.Windows XPで使用するとRemovable Storageというサービスを停止しないとうまく動作しません。このサービスは停止したままにはできないので、やっかいでもその都度停止させなければなりません。

3.Windows XPのバックアップ機能を使用していますが、このドライブだとなぜかテープ消去ができないので別途HPのツールで消去しなければなりません。

あれこれと苦労した結果、手間はかかっても使えるようになりましたが根本的な問題があります。

テープ一本の容量は20GBなので6本で120GB、PCのバックアップには微妙なところです(圧縮すれば最大2倍になることになっていますが、実際は最大で1.2倍程度にしかなりません)。
OSとアプリケーションだけならともかく、データも含めたフルバックアップとなるととても足りません。しかも数十GBのバックアップに数時間かかるので一晩かけてのバックアップになります。

DOS〜Windows95の時代は120MBや250MBのテープに一晩かけてバックアップしていましたが、当時はそれでフルバックアップできていました。

現在では小規模システムでは高速、大容量のリムーバブルHDDやネット上のHDDへのバックアップが主流になっています。一本あたり100GB以上の容量のテープもありますが、テープ一本でPC一台買えてしまう値段です。
しかし実用を離れればメカがジーコジーコと動いてテープを入れ替えるシステムは見ているだけでも楽しいので、しばらく遊ぶつもりです。一昔前のテレビドラマでコンピュータといえばテープリールが回っていたようなものです (笑)

投稿者 tickets : 20:47 | コメント (0)

2005年11月15日

ネットワークプリント(修正)

(誤)VirusBasterを2004から2005に

(正)VirusBusterを2005から2006に

投稿者 tickets : 09:36 | コメント (0)

ネットワークプリンタ

ネットワークプリンタの調子が悪く、復活に時間がかかってしまいました。

私が使用しているプリントサーバは次のように変遷してきました。
  1.パラレルポート直差しタイプ(PC側に専用ソフトのインストールが必要)
  2.同上、ただし100BaseT
  3.小型PCをプリントサーバとして使用(常時稼働なので夏暑い)
  4.玄人志向の玄箱をプリントサーバに使用(印刷速度が遅く、よくハングする)

現在はCoregaのUSBプリントサーバを使用していますが次のような利点があります。
 ・印字が早い(USB1.1対応ですが、それでも十分な速度が出ます)
 ・双方向通信に対応していてインク残量がチェックできる
 ・1台のプリントサーバで複数プリンタを管理できる

デメリットは各PCに専用ソフトをインストールしなければならない点ですが、以前の同種のソフトに比べて使い勝手がよいのであまり負担になりません。

まだ導入されて日が浅いタイプなのでドライバ類の安定性に不安がありましたが、大きな問題は出ませんでした。

ところがVirusBusterを2004から2005にアップデイトしたところ、急に動作が不安定になってプリンタが接続できなくなってしまいました。ファイアウォールを切っても改善されません。
いろいろ試した結果プリンタドライバを削除して再インストール、再設定してようやく元に戻りました。
いきなり動かなくなったのではなく、徐々におかしくなっていったので状況把握に時間がかかりました。最初はうまく動いたので他のPCもどんどんアップデイトしてしまい、それが次々におかしくなっていったので一時はかなりあせりました。

これで安定してくれることをいのっています。

投稿者 tickets : 00:10 | コメント (0)

2005年10月26日

ホスティングサーバのダウン

別に持っているサイトのサーバが昨日から落ちたままです。
ずいぶん長く使っているサービスで、価格も始めた頃は最も安い部類だったのですが、他に安いところが増えたので今は平均ぐらいでしょうか?

実はNTTの子会社だったりします。NTTがボロもうけをしていたころ(今でもそうだという説もありますが、もっとボロもうけしていた頃です)米国進出の手がかりの一つとして買収した会社(のひとつ)です。
米国で急成長した会社ですが、NTTのマネージメントが下手なのか(NTTの海外事業で成功した例を聞いたことがありません)NTTに数千億円の評価損を与えた会社です。
NTTが買収したと聞いたときにいやな感じがして、別のホスティング会社に移そうかと考えたのですが、ドメイン名の移行は結構やっかいで失敗すると数週間メイルが使えなくなることもあるので、そのままにしていました。

今回のトラブルの原因は台風Wilmaだそうです。

台風で電力供給が落ちて(これは当然想定内です)バックアップ発電機に切り替えたところ、なぜかこの発電機が動作せず全部落っこちたそうです・・・人ごとなら笑い話です。

この会社のサイトには「4日前に点検したばかりの発電機です」と危機管理体制が万全だったとの言い訳が書いてありましたが、「トラブルを回避できない点検でお茶を濁していた最低の体制」としか理解できません、これでは今後いくら点検をしても安心できません。

   「ごめんね〜定期点検してませんでしたぁ、これからはちゃんとやりま〜す :-)」

とでも書いてあった方がよほど安心できます。

原因は赤字補填と競争力強化のために厳しいコストダウンを行い、非常時のシステム構築/維持の費用を削減したと想像します。
サーバーファームのような装置産業は利益を上げているところを選ばないとだめなようです。JR西日本も同じ体質で安全のためのコストを削減して大事故を起こしました。幸いサーバファームは鉄道会社と違って地域依存ではないので別の会社を探します。

投稿者 tickets : 12:09 | コメント (0)

2005年09月18日

ジャンクのDVDドライブ

九十九電機でベーゼルのないSW-9572-EというDVDドライブが1,980円で売られていました。

ベーゼルどころかエジェクトボタンもLEDもついていないので、まともに使えるかあやしい代物でしたが、某巨大掲示板ではこれの解析作業が精力的に進められました。その結果松下のHDDレコーダ、DIGA E-100に搭載されていたものであるとか、スイッチを増設すればエジェクトできるなどの情報が掲載されました。さらにはLF-M621というモデルのベーゼルが使用でき、315円で取り寄せられることまでわかりました。

私も遊びで1台購入してあったのでベーゼルを購入し、スイッチを取り付けて一見普通のDVDーRドライブに仕立て上げました。

このドライブは特定用途向けにファームウェアを変更してあるのでDVD-RAM、DVD-Rへの書き込みはできるものの、CD-R/RWへの書き込みはできません。とはいえ1万円を大きく切ってDVDーRAM/-R/+Rドライブが購入できる時代ですから無理して普通のドライブにしなくても、この金額で十分遊ばせてもらって元は取りました。

このドライブ、実はホルダーに入ったDVD−RAMを使用できる点が話題を呼んでいるのですがRAMはほとんど使わない私には猫に小判です。

投稿者 tickets : 01:20 | コメント (0)

2005年06月28日

Windowsの安定化

最近のWindows2000/XPは本当に安定しています。

Windows3.1からWindows98までは短ければ半年、長くて1年半で再インストールをしなければなりませんでした。史上最低のWindowsとされるWindowsMeでは3カ月おきに再インストールしていました。
WindowsNTは大きく改善されましたが、業務用で24時間稼動させるとやはり再インストールをまぬがれませんでした。

Windows2000になってからはメインテナンスをしっかり行っていれば2〜3年は持つようになりました。3年もたつとハードウェアを入替えるために再インストールしますから、運がよければ再インストール無しということもあります。
ただし2000もXPもすべてリリースしたばかりのバージョンは不安定で前バージョンの方が安定していました。2000ではSP3、XPでSP1からが「使える」バージョンでした。

日常的なメインテナンスは主として次のものを行っています。

1.定期的なHDDのエラーチェックとデフラグ
  3ヶ月に一度行うだけで原因不明のエラー、速度低下を防ぎます

2.こまめなWindowsUpdate
  以前と違ってUpdateしたらおかしくなったという例は激減しています
  MS推奨のパッチはすぐにあてるようにしています

3.こまめなアンチウィルスソフトのUpdate
  不具合の原因がOSやアプリケーションかウィルス、ワームか切り分けが
  容易になります

最近私のメインマシンでOSと一部のアプリケーションのも動作が不安定になってきましたが原因の一つはHDDの空きスペースでした。OS、データ、動画データはそれぞれ別ドライブか別パーティションにしていますが経験則ではOSパーティションは70〜80%まで使っても問題ありません。
ところが現在XPを入れているパーティションでは75%の利用率ですでに十分なデフラグができなくなっていました。

以前ならOSの再インストールをするところですが、その前にメインテナンスをしてみました。
HDDを増設してOSパーティションの利用率を50%以下に抑え、余分なアプリケーション、ドライバの削除、徹底したディスクチェック、デフラグを行った結果動作が高速かつ安定になりました。

これで面倒な再インストール=データ、ドライバの移行をせずにすみました。

投稿者 tickets : 22:14 | コメント (0)

2005年06月25日

IEのタブブラウザー化

FireFoxの軽快なタブ操作に慣れたところにIEをタブブラウザ化するプラグインの日本語正式版がMSからリリースされたので、さっそくインストールして試してみました。

IEは検索機能のおまけとしてタブ化されるのでMSサーチの表示をOFFにするとタブまで消えてしまいます。普段Googleを使用している私としては二つのサーチBoxがツールバーに現れるのは避けたいところです。

MSサーチとGoogleを比較したところ、表示される結果は大きく違っていました。
たとえばDVDのタイトルを検索するとGoogleでは通常Amazonが上位に出てきますがMSサーチでは見当たりません。
MS、Googleともに検索結果の操作に関しては評判の悪い会社なのでどちらが悪いともいえないのですが、DVDに関して私にはAmazonが上位に出てくるGoogleの方が便利です。

新しいタブで開く場合FireFoxではお気に入りやリンクなどをポイントして右クリックで「新しいタブで開く」を選択します。
IEでは右クリックではメニューに出てこないので新しいタブを作成してからお気に入りを開くため余分な手間がかかります。私の知らない簡単な方法があるのでしょうか?

今のところ慣れもあるのかFireFoxが便利ですが、IEの改良も(生暖かく?)見守っていきたいと思います。

投稿者 tickets : 21:41 | コメント (0)

2005年06月11日

デュアルディスプレイ

新しく19インチディスプレイを入れたので従来のディスプレイを家族用にした結果15インチ液晶ディスプレイが余りました。

これを私のPCに接続してデュアルディスプレイを試してみました、アプリケーションウィンドウを二つのディスプレイ間で自由に移動できるのは楽しいものです。

Webサイトの編集にはメインで編集、サブで実際のサイトを見ると便利です。
TVの受像画面をサブに移動したりサブのフル画面で見ることもできます。

今までは大画面が一つあれば十分と思っていましたが、デュアルディスプレイは意外に使いやすくこのまま使用することになりそうです。黒で統一しているデスクトップにグレーが入るのが少し違和感を与えますがそのうち慣れるでしょう。

投稿者 tickets : 23:31 | コメント (0)

2005年06月09日

2万円の19"液晶ディスプレイ

ある海外ブランドの19インチの液晶ディスプレイを新品送料込み20,000円で入手しました。某巨大掲示板に載っていた情報で入手しましたが、今までの17"液晶に比べてピクセルのサイズが大きくなっているので大変見やすくなりました。

経験された方も多いと思いますが「大型」液晶には落とし穴があります。

15インチ液晶は普通1024×768です、これを17インチに入れ替えると1280×1024と一辺あたりのピクセル数が25%増えますが画面一辺のサイズは13%しか大きくならないので、文字が約80%の面積に縮小されて見づらくなります。
私の子供はこれを嫌って今でも15インチ液晶を使っています。

私自身は対策としてフォントを125%サイズに拡大しましたが、フォントサイズを決め打ちしている一部のアプリケーションソフトでは表示位置がずれ、ひどいものではクリック領域が外に出てしまいクリックできなくなります(例:一部のASUS設定ツール)

今回19インチにしたことで15インチに比べてサイズは26%、ピクセル数も25%アップとちょうどよい数字になり、標準のフォントサイズに戻すことができました。

CRTならばレゾリューションに応じてピクセルのサイズが変わるのでこのような問題が発生しないのですが、最近価格低下で人気の17インチ液晶はこの点要注意です。

投稿者 tickets : 18:15 | コメント (0)