2009年04月24日

神奈川県警のポスターが面白い

駅前で見る神奈川県警の募集ポスターに時々面白いものがあります。

記憶に残ったのがワイルドセブンの飛葉が白バイに乗っているポスターでした。スーパーコップを描いた人気漫画ですがずいぶん昔の作品だったという点だけでなく、作中には悪徳警察幹部もよく登場して警察内のルールにしばられない主人公達に成敗されるという、ある意味反警察的な香りを持っていただけに驚かされました。こんな作品を登場させるとは神奈川県警も粋なところがあると感心させられました。

一方、見た瞬間にぎょっとさせられたポスターもあります。でかでかと JUSTICE と書かれた募集ポスターです。制作した方ととしては「正義」のつもりで使ったのかもしれませんが、英語で JUSTICE といえば法の面では裁判を意味します。警察などは LAW ENFORCEMENT つまり「法執行機関」と表現され、明確に区別されています。
これは日本でも同様で警察は国会で定められた法律に基づき違法行為(と思われるもの)を摘発し被疑者を(必要であれば)逮捕し送検します。これが法執行機関と呼ばれるゆえんです。被疑者が違法行為を行ったかどうかの最終的な判断は裁判でくだされ、有罪の判決が確定した時点ではじめて被疑者が犯人となります。
つまり警察が自らを JUSTICE と呼ぶことは裁判をまたずに被疑者を犯人とすることで、法に定められたステップを大きく踏み外すことになります。

もっとも法の編み目をくぐり抜けて悪事をはたらく人間を超法規的に裁くのがワイルドセブンですから、「俺が正義だ」という意味で一貫しているのかもしれません。それにしては共産党幹部宅盗聴事件のような不明朗な展開を見ると、こんなときこそ飛葉ちゃんがいてくれたらとの感を強くします・・・

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2009年04月19日

私がライブドアを擁護する理由

前回はライブドアを嫌う理由を書きましたが、一方でライブドアをつぶそうとする流れにはそれ以上の嫌悪感を持っています。

私はライブドア事件の骨格は新興勢力と旧来勢力との対決だと理解しています。新しい市場を作り出し旧来の市場の意味を無くしてしまいそうな勢いの新興勢力に対して既存の利益構造を守ろうとする守旧勢力が牙をむいたと考えています。年金問題、道路公団問題や金融期間の破綻のもたらした社会的、経済的影響はライブドア事件に比べてはるかに大きいのに責任者の法的責任が全く問われていないことを見れば恣意的な権力行使は明らかです。
ところでたたきつぶす対象はライブドアであり楽天が選ばれていますがソフトバンクが含まれていないのは既に守旧勢力側とみなされているのでしょうか(笑)

反撃は功を奏してライブドアは事実上つぶされ、楽天の放送進出も阻まれました。しかしその結果日本の戦闘力は大幅にそがれ、次世代への生き残り戦略も立てにくくなっています。

米国の電子/電機業界を例にとってみると、真空管時代の巨人達GE、Zenith、RCAなどはモトローラを中心とする新興勢力に追いやられトランジスタ時代が来ました。その後IC時代の到来とともにTIが取って代わり、LSI(CPU)時代の現在Intelが世界を牛耳っています。
注目すべきなのはそれぞれのパラダイムシフトが起きる際には前時代の産業は技術の一般化により生産拠点を海外に移して空洞化していたことです。半導体メモリーの生産で日本が米国を大きく上回っていたバブル期には日本が米国を買収するといった空論がまかり通っていたのは記憶に新しいでしょう。しかしいったんは敗北したように見えた米国はWintel(Microsoft+Intel)およびGoogleを軸としたソフトウェア、CPU、ネットワークという新しい価値を社会、経済の基盤に据えて復活し新しい千年紀を謳歌しています。

ひるがえって日本では官民が一体となって新興勢力を弱体化して旧い利益構造を守ることに汲々としていますが製造業の空洞化は確実に進行しています。一方中国では事実上の白色革命が進行しており、金が全てとの見慣れた価値観に向かって13億人が驀進しており、なんでもありの様相を呈しています。このような混乱の中から新しい技術、ビジネスそしてパラダイムが生まれてくるのです。

米中がかつての米ソの様に世界の二極としての世界制覇を目指しているときに次世代への芽をせっせとつぶしているのでは日本の未来はありません。

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2009年04月18日

私がライブドアを嫌いな理由

悪役として定着したライブドアですが、私がこの会社を嫌いな理由は株主を破綻させたからではありません。ライブドアで損をした株主などリスクヘッジもできない付和雷同株主でしかないと思っています。

<<<<以下は例の事件の起こるかなり前の話です。>>>>

私が当時勤めていた会社にライブドアの人間から電話がありました。理由は電話では説明されませんでしたが来社して話をしたいとのことでしたので私が対応することにしました。

当日、生意気そうな若い人間が来て名刺交換の後に言った言葉が「御社は何をしていらっしゃる会社ですか?」でした。これを聞いたときは唖然としました、自分から面会を申し込んでおきながら相手の会社に「おたくってさぁ何やってんの?説明してよ」と質問しているのです。

バックグラウンドは多少想像できました。当時ライブドアはいろんな会社を売り買いして稼いでいることは聞いていました。私のいた会社の親会社は連続して年間100億円単位の赤字を出していましたからいいカモと思ったのでしょう。しかし私のいた会社は年間10億円の「利益」(売り上げではありません)をあげているとんでもない優良会社の孝行息子でした。
その利益に注目して買収を考えるのなら理解できます、赤字の親会社が子会社を切り売りすると考えることもあるでしょう。しかしいずれにしてもその会社の実態を調査してからでなければアクションを起こすことはできません。基本的な調査、それも帝国データバンクに調査を依頼するまでもなくWebサイトでわかるようなこともせず、相手の会社を訪問するようなやり方はビジネスとは呼べません。

あまりに馬鹿げた訪問に怒ることもできず、適当に話を合わせた後で丁重にお引き取りいただきました。もちろんそれ以降のコンタクトは一切お断りしました。

ライブドアが買収して高値で転売した会社はいろいろあります。一方面白いビジネスを展開していた会社がライブドアに買収された後不調になり結局つぶされた例も多くあります。せっかくの金の卵を産むニワトリを殺してしまう稚拙なやり方が疑問でしたが、この訪問でよく理解できました。いわゆるIT分野で大きく伸びた会社は多くの場合時代を先取りしていますが、ライブドアの場合は他人が良いと思い話題になったものに金を突っ込んで高値で売り抜けるだけの会社だったようです。時代を見る目もなく、まして技術を理解していない人間に「IT」という言葉を使われることはその世界で生きている私には我慢できません。

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2009年02月05日

Wedgewood と Merklin の倒産

英国の磁器メーカーWedgewoodとドイツの模型鉄道メーカーMerklinが倒産しました。

どちらも私の大好きなブランドでヨーロッパへの出張時には時間を見つけて購入するのが楽しみだったメーカーです。それだけに倒産のニュースはとても寂しい思いで読みました。

Wedgewoodの磁器はかっちりとしたデザインと同じく破綻の無い染め付けが好きで特にパウダー調のものが好きです。ずっと以前はコーヒーカップとソーサーのセットで4万円以上もしましたが、円が強くなるに従って半額程度にまでなっていました。また米国でも日本よりは安価だったので少しづつ買いそろえてきました。私は精緻なものが好きなのでロイヤルコペンハーゲンのような隙のある染め付けではなくWedgewoodが好みです。
これだけのブランドですから、どこかに買収されると思いますが、のぞむらくはノリタケが名乗りを上げて欲しいところです。

Merklinは世界最小の鉄道模型であるZゲージ(軌道間隔6.5mm)が好きでいくらかコレクションしています。米国での価格は日本並みに高いのでドイツ出張の際に入手するのが楽しみでした。ドイツではどこのデパートでも必ず鉄道模型のコーナーがありZゲージも陳列されているのですが、ドイツ出張の機会が少なかったためたいしたコレクションにはなっていません。
Zゲージの魅力はとにかく小さな中に精密の限りを詰め込んでいることです。各車両の精密さもさることながら軌道からの給電だけではなく、架線を設置しての給電まで実現しています。ライブスチームを作った人もいるとの噂も聞きましたが真偽のほどは定かではありません。
世界最古の鉄道模型メーカーだったのではないかと思いますが、世界で初めてデジタル(ドイツ語ではディヒタル)制御機能を開発したり、最先端でも有り続けたメーカーだけに存続して欲しいものです。私は引退したらミニクラブ(Zゲージ)でドイツの山岳鉄道のレイアウトを作るのが夢ですから、それまでに無くなってしまうのは困ります。

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2007年12月09日

【SONY】「最薄部」という表現にはうんざり

SONYがよく使う表現に「最薄部」というものがありますが、私はこの言葉が大嫌いです。

使い始めたのは初代VAIOノートだったと記憶しています。最近では有機ELテレビで使っていますが、考えれば考えるほど意味不明な言葉です。文字通りに最も薄い部分ということならば100万トンタンカーでもA4コピー紙でも「最薄部」の厚さは「0」でしかありません。
そこまでひねくれなくても、例えばシート状の物体のへこんだ部分の厚さとしかとれませんが、それではノートPCのコンパクトさの表現としては不適切です。

ノートPCなどの厚さを表現するには「厚さXXmm、ただし突起部を除く」というのが一般的でカタログもこのように書かれていました。この表現もあいまいとはいえ「主要部分の最も厚いところがXXmmでヒンジ部などはもう少し出っ張っているんだな」と理解していました。これなら実際に使用する際の大きさの目安になります。

ところが「最薄部」という表現からはいったいどこの厚さなのか見当がつきません。文字通りにとらえることができないのですから、あれこれ考えるのですがやはりわかりません。

話はそれますが初代VAIOノートに関してもう一つSONYが発明した表現に「B5サイズで最も薄いPC」という宣伝文句がありました、この嘘がわかりますか?
実はVAIOノートに先立って販売されていたSHARPのMURAMASAはVAIOノートより大きなA4サイズでありながら更に薄かったのです。
常識ではこのような場合VAIOノートに「最も薄いPC」という表現は使用できません。にもかかわらず「MURAMASAはA4、VAIOノートはB5だから比較対象にはならない」という論理(?)で使用した「最薄部」という表現を私は嘘だと感じました。

SONYはレベルの低い造語や人の尻馬に乗るのが大好きなようです、思いつくだけでも次のようなものがありました。

【ファースト・ワン・マイル】
ネットワークサービスで顧客に最も近い部分をラスト・ワン・マイルとよびます。SONYはこれを「大事なお客様だからラストではなくファーストだ」としてこのように言い換えました。しかしラストという表現は回線を敷設していく順番で最後という意味です。SONYは回線をエンドユーザーのところから引きはじめるのでしょうか?
【So-net】
SONYのネットワークだからSo-netというのは素直なネーミングでしょう。問題は既に米国でSONETという名称が使用されておりネットワーク業界では広く知られていたことです。しかしSONYはこの名称を使い続けています。同じ業界内で酷似した名称を使うセンスは私にはわかりません。
【NEWS】
SONYのUNIXワークステーションの名称です。ウィスキーの登録商標だったためにそのメーカーと交渉してそのロゴまで使用しました。プライドが無いのでしょうか?

ところで有機ELディスプレイXEL-1ではもっと危ないところに踏み込んでしまったようです。
サイトでは 薄型 最薄部約3mmでテレビの新しい形を提案 とあります。これはディスプレイ部分を示していると思いますが、3mmなのは上半分だけで下半分はずっと厚くなっています。更にアーム取り付け部はmm単位ではなくcm単位の厚みのブロックになっています。

これを3mmと言うのなら「SONYの技術がついに実現最薄部0mm!!!」とでもした方が良かったのではないのでしょうか。

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2007年10月15日

TBS がおかしい

ボクシングの亀田大毅の反則問題で亀田家が袋だたきに遭っています。

今まで何があっても亀田家を持ち上げ続けてきたTBSもついに他の番組内での批判発言を許容するまでになりました(今までは許容していませんでした)

そんな中「アッコにおまかせ」で放送した初音ミクの内容があまりにひどいとしてネットで問題になっています。詳しくはIT Mediaの記事などを見ていただくとして、従来にないハイレベルな音声合成、合成歌唱を実現したソフトウェアを取り上げていながら、落としどころが「オタクの二次元好きにはあきれるね」では番組の意味が見えません。

民放の視聴率獲得戦略の一つに、視聴者の気分を先取りして立場をコロコロ変えて受けの良さをねらうというものがあります、一種の衆愚戦略ですが効果はあるようです。しかし最近のTBSを見ているとそれすら忘れているように思われます。

不可解なのは亀田家にしがみついて局全体が擁護に回っていたことです。ボクシング中継番組はその方向でも、ワイドショーでは視聴率のとれる亀田バッシングをやって当然なのにそのことにあえて触れないか「亀田バンザイ」の合唱に加わっていました。
初音ミク問題にしても今更手垢のついた<オタク=キモイ=二次元マニア>を番組にしたところで視聴率がとれるとは思えませんし、今回あきらかになったように視聴者(ごく少数の・・・ではないようです)の反発を買うようでは空気を読めていません。

視聴率のためと称しながら視聴者ではなく別の方向を向いて仕事をしているようです。

こんな風景どこかで見たなと感じていましたが、思い当たったのがつぶれかけた会社です。全社一丸となって業績を上げ再建しなければならない時期でも、社長の顔色ばかりうかがって内向きになる会社もあります。

かつて富士通の社長が「業績が上がらないのは従業員が働かないからだ」と言い放ったことがあります。TBSでも「楽天の買収攻撃をはねかえせないのは業績が上がっていないからだ」と責任を社員に押しつけているのではないでしょうか。時代を読み解く力を持たない経営者の好みに沿った番組制作ではますます過ちを重ねていくだけでしょう。

もちろんこれは単なる想像です。

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2007年06月09日

SD-P50DT:外付けでもBluetoothは便利

Bluetooth内蔵に失敗したポータブルDVDプレーヤですが、便利さは捨てがたくアダプタ形式のものを使い始めました。

内蔵にトライしたBluetoothアダプタは部品を取り外してしまったので、再び利用するのは難しい状態です。
秋葉を歩いてみると同じメーカー(mobilecast)のものが2,980円で売られていました。アダプタ側の電源が内蔵充電池ではなく単四を使用することと、その割には薄い箱型なので購入しました。

アダプタはポータブルDVDの裏側にベルクロテープで貼り付けています。邪魔にならないと言えば嘘になりますが、そこそこ収まりもよく許容範囲です。

電池切れを起こしても交換できますから毎日充電する必要がありませんし、Eneloopを使用しているのでコスト面でも負担にはなりません。

少し遠回りをしましたが、快適DVD生活が戻ってきました。

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2007年05月06日

Viva 宝塚!

昨年神戸を旅行しました。

滞在中は神戸の雰囲気と食事を楽しみましたが、一日は宝塚歌劇の観劇にあてました。旅行直前に思いついたのですが幸い予約が取れ、当日は神戸からレンタカーで向かいました。

宝塚歌劇というと、きつい化粧をした女性たちが演じる恋物語のオペレッタ、というイメージが強く冷やかし半分でした。席も舞台から遠かったのですが見始めるとぐいぐいと引きつけられてしまいました。

女性が生身の男を感じさせない美男そのものを演じる、それが作り物の世界であることを強調して現実とは違う世界を作り上げています。
これを下手な役者で見せられたら耐えられないのでしょうが、端役にいたるまで磨き上げられた技で、破綻なく虚構の世界を作りあげています。主役が見得を切るポーズにしてもわざとらしさが極まっているためにひとつの完成された世界の表現として説得力をもっています。考えてみれば歌舞伎の見得だって同じようなものです。

歌劇の後のレビューは一転、華やかさのみを追究して次々に繰り出される歌と踊りに圧倒されます。

観客は女性が中心ですが、母親に連れられた小さな子ども、中学生や高校生、中年の女性だけのグループ、お年寄りなど驚くほどバラエティに富んでいます、それでいて互いに違和感なく宝塚を観劇するファンとしての場を作っています。
開演時間のずっと前に来て売店でスター(スタアの方がぴったりかもしれません)の写真集やグッズを品定めしたり、ちょっとすました雰囲気のレストランで食事をしたり、一日を宝塚で過ごすゆったりとした空気が流れています。
何よりうらやましかったのは、観客の日常にとけこんでいることでした。谷崎潤一郎の小説の世界に通じるバックボーンとそこから来る余裕を感じさせます。滅びの美学になりかねない文化が十代、さらにはその下の年齢層までシームレスに継承されているのです。

これが「文化」なのだなという感慨を持ちました。

私も余裕があれば居を構えて・・・などと考えて芦屋にも足を伸ばしてみましたが、お屋敷の間に建売住宅が詰め込まれている風景は首都圏とあまり変りません。宝塚歌劇にひたる数時間の別世界を楽しむのがよいのかもしれません。

(後日談)
その後BSで宝塚歌劇を見ましたが、あの感激は味わえず「きつい化粧をした女性たちが演じる恋物語のオペレッタ」でしかありませんでした。あの別時間が懐かしくなったらまた宝塚を訪れるしかないようです。

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美しい國ってどこのこと?

美國とは中国語でアメリカ(米国)のことです。検索すると 美國在薹協會=Amirican Institute in Taiwan なんていうのが出てきます(簡体字はよくわからないので検索していません)

とすると[美國的日本]を意訳すると米国べったりの日本となるのでしょうか?

安部総理(2007年5月現在)が言っているのはそういうことだったのですね、これはわかりやすい。

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2006年08月02日

みっともないチャンプ:亀田興毅

口先だけのファイター亀田興毅のノックアウト姿を見るためにTBSの中継を見ていました。

1ラウンドのダウンを見て、これなら3ラウンドで終わるからトリビアの泉をゆっくり見られると思いました。ところが亀田が小さいボクシングで守りに入ったために最終ラウンドでも決着がつかず判定にまでもつれこんでしまいました。

・・・今日のトリビアは面白かったのかなぁ・・・

挙げ句の果てに、誰が見ても負けのはずの亀田が買ってしまうというホームタウンデシジョンを絵に描いたような結果になりました。1ラウンドのダウン、11,12ラウンドでボロボロ、足がもつれている亀田でも勝てるんですねぇ、TBSに感謝、感謝。

それはさておき、この中継で一番面白かったのはアナウンサーと解説者の話している内容でした。
試合前は「当然亀田が1ラウンドノックアウト勝ち」みたいな勢いで始まったのが・・・

亀田ダウン
  「ダウンしてもダメージは無いぞ、強いぞ亀田」
亀田がチマチマと守りに入ると、ころっと変わって
  「豪快に見えるがしっかりポイントを稼ぐのが亀田」
ちょっとパンチが入ると
  「そうだ、いけいけ亀田、それがお前の持ち味だ」
最終ラウンドあたりで負けがはっきりすると
  「甘くないのが世界だ、常に勝てるわけではないぞ」
  「これを乗り越えるのが亀田だ」
インチキデシジョンで勝つと
  「さすが亀田だ世界はお前のものだ」

コロコロ変わる事、変わる事、アナウンサー+解説者2名の合計3名でこれをやるのですから大笑いです。

ボクシングって相変わらず安っぽい論理で動いている世界なんですね。

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2006年07月18日

Cowboy Bebop : すばらしいアニメ

あまり期待せずに見始めた Cowboy Bebop ですが、最初から最後までていねいに作られた作品はすばらしいものでした。

ビ・バップの名前の通りオープニングは50年代のジャズレコードのジャケット風です。映画「黄金の腕」のオープニングを思わせる出来の良さが期待を盛り上げます。DVDで連続してみるときはオープニングはスキップして中身だけ見ますが、この作品に限っては毎回楽しんで見ていました。

ひねったストーリーも軽すぎず、重すぎず、いい感じに進みます。米国のハードボイルドをうまく料理した大人のタッチがジャズにぴったりです。

アニメで気になるのが複数人のシーンで会話中は口パクのみで動きが無いのに、動きが入ると全員が同時に動き始めるという不自然さです。会話中の画を静止画ですませているためです。
しかしこの作品ではそのような場面でも画面の隅で動く物があったり、人物が微妙に動いているなど画面が死ぬことがないように配慮されています。
さらに群衆が逃げまどうシーンで全員がしっかり描き込まれて、動いているのには驚かされました。

こうしたていねいな作り込みが最初から最後まで貫かれているのです。

このような作品が続くのであればジャパニメーションの未来も安泰でしょうが、残念ながら現状はそのようには見えません。

 ・感性の面で韓国は日本の模倣を脱してアジアスタイルのオリジナルを作りつつあります。
 ・中国はアニメでも製造工場として急発展しています。
 ・アニメ後進国となった米国もCG技術だけは日々発展させています。

日本はこれらの国の追い上げに勝てるのでしょうか?

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2006年07月02日

ジェネリック医薬品:昔の名前は「ゾロ薬」

最近「ジェネリック医薬品」のTVCMをよく見るようになりました。

昔は「ゾロ薬」と呼ばれていました、特許が切れたとたんに多くの会社からゾロゾロ出てくるからです。この名前には特許の切れた医薬品を作って安く売る商法に対する軽蔑の意味がありました。
これが「ジェネリック医薬品」と名前をかえたとたんに「医療費の高騰をふせぐ正義の味方」に変わってしまったようです。

 A) 新薬を開発し、特許で独占して莫大な利益を上げる会社
 B) 開発費をかけずに人の後を追いかけて安売りで稼ぐ会社

どちらが良いのか、悪いのか、簡単に結論を出す事はできません。リスクも大きく、莫大な開発費を必要とする新薬開発を続けるためには高い利益率を保証する必要があります。一方で独占という社会的悪を許容する見返りとして一定期間後に技術(特許)を自由に使用させることも必要です。

現在のシステムの元ではこの2者のバランスをうまく取る事が必要ですが、これがうまく機能しなかったのがHIV治療薬の場合です。オリジナル開発のファイザー社製品の価格が高く発展途上国では広く使用する事ができず、違法なコピー薬が出回りました。中には国がコピー薬を作らせていた例もあります。

知的所有権の観点からは当然コピー薬が悪いのですが、先進諸国にとってもHIVを根絶するために発展途上国での感染者数を減らす事が急務であり、対岸の火事視することができませんでした。その結果国際的にファイザーに対する圧力が高まり、結局発展途上国向けの価格が大幅に引き下げられました。
その結果コピー薬が減ったのかどうかまでは知らないのですが、以前よりは良い状態になったのでしょう。

しかし、このような構造を悪用してゾロ/ジェネリック薬品を使っていながら薬価の高いオリジナル薬を使った事にして違法に荒稼ぎしていた(している?)日本の医療機関が悪者であるのは明らかです。
「医は算術」とは未だにこの国での現実なのです。

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2006年06月27日

[最終兵器彼女]に見る日本のCG

「最終兵器彼女」実写版をDVDで見ました。ネタとして見たものの退屈で長い2時間でした。

しかし最後まで我慢した価値はありました、ラストまわりのCGの出来がとてもすばらしかったのです。SLBMを発射する潜水艦、地球を背景に襲ってくるミサイルなどハリウッドなみのできばえでした。それまでのCGが背景との融合がうまくいっていなかったりテクスチュアがいい加減だったりしたのに比べると別物でした。

これはきっとILMなどの米国のスタジオに依頼したのだろうと思いタイトルロールをチェックしましたが、中国系のチームが一つあっただけで、他は全て日本人でした。日本でもこれだけのものが自前でできるのですね。
金をかけた「ローレライ」や「男達の大和」(これは予告編しか見ていませんが)のレベルの低いCGからは信じられません。「ローレライ」では海上艦船のテクスチュアが20年前のCGのようにのっぺりとしていますし、せっかくの「大和」の勇姿も波がなじんでおらずいかにも合成といった感じを与えます。

プロデューサー主導で制作される大作と、現場のオタ主導で制作された作品では金と手間をかけるポイントが違うのでしょうが、どちらももう少し良い落としどころを探してほしいものです。

ところで「最終兵器彼女」の映画としての出来の悪さはいまさら言及しませんが、額にしわを寄せたオヤジ顔の高校生はなんとかならなかったのでしょうか?

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2006年06月18日

Gundam SEED Destiny:最悪アニメ

遅まきながらガンダムSEED Destiny のDVD全巻を見終わりました。

最近はこんな手抜きが許されるほどアニメの視聴者の質が落ちてるのでしょうか?

 ・過去の映像の使い回しだけで作った回が数話ある
 ・そこまでいかなくても過去のシーンの使い回しが多く、シンの家族が殺された場面など見飽きてしまった
 ・さらにストーリーと無関係な使い回しのシーンまで挿入されている

シリーズの後半になるほどこれらが目立つのは制作が間に合わなくて過去のつなぎ合わせでごまかしたからでしょう。その結果本来のストーリーで説明される予定だった部分が落ちてしまったものがあるようです。「片目の女戦士率いる三銃士」など、前振り無し、活躍無し、出てくる意味も無しとなっています(前作を見ていればわかるというツッコミは無しで)。

このようになった原因を想像してみると制作意図が単に「CGを多用した迫力有る戦闘シーン」を描きたかっただけだったからでしょう。創作のなんたるかを知らないアニメオタが作ったのでしょうか?戦闘シーンだけに時間を使った結果本来のストーリー部分が間に合わなかったように思えます。確かに戦闘シーンは見栄えがします、しかしそんなもの最新のPS2のゲームならもっと迫力があるシーンをインタラクティブに楽しめます。そこに至るストーリーがあるから戦闘シーンに感情移入できることも知らないのでしょうか?

「人の心を感動させるものは人の心しかない」と、かの海原雄山氏もおっしゃっています。かっこよいシチュエーションとかっこよいシーンを用意すればよい物語ができるとの勘違いは実写「ケルベロス」の押井守(ラジオドラマを作るそうです)、あるいは超駄作「リターナー」あたりで終わりにして欲しいものです。

ついでに指摘すると:

・主役は誰なんでしょう
  まさか成長せずに最後まで駄々っ子のシン?
  それとも前作に引き続いてアスランの続投?
・ストーリーがメチャクチャ
  重要だったはずのExtendedは三人ともあっさり消えてしまう
  予定回数をこなしているのに最終話が消化不良のはしょり具合
・余分なもの多すぎ
  例えば物思わせぶりに登場したのに、その回で消えてしまったフェイス(名前を覚えるヒマもなかった)
  これって声優が有名(?)タレントなんだそうですね

通勤途中の電車でDVDを見ているのですが、途中で何度も眠ってしまいました。

Gundam SEED が(女顔のキャラクタデザインにもかかわらず)面白かったのでDestinyも見始めたのですが、日本のアニメの明日はあまり明るくないようです。やはり父さんに殴られないとダメなのでしょうか・・・だとすればゲド戦記は案外いいかもしれない・・・

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2006年04月09日

最近津川雅彦をよく見ますね

最近TVに津川雅彦がよく出てきます。

バラエティ番組からシリアス(風)な「津川雅彦の波乱万丈な人生」的なものまで幅広く、しかも同じような内容であちこちの番組に出てきます。

津川雅彦といえば伊丹十三監督の映画でおなじみの実力派俳優です。渋い俳優にスポットが当たったのかなと好意的に見ていましたが、あまりに不自然に出てくることと彼が監督した映画の公開が近いことを知り理由がわかりました。

これは「ペイドパブ」と呼ばれる広告の手法でした。

ペイドパブ=PAID PUBlicity つまり媒体(メディア)に金を払って行う広報(広告)です。通常の広告、CMとの違いは通常の番組の形態をとっているので、次のようなメリットがあります。

1.広告と思わせない
あからさまなCMは見ている顧客が「これは広告だ」と身構えてしまいますが、ペイドパブではそのようなことがなく、対象に共感を覚えます。

2.時間の長さに制約がない
CMというのは特殊な長いものでも2分程度ですが、ペイドパブでは番組全部を使うことができますから54分まるまる広告とすることもできます。

この手法は以前からありましたが、最近目立つようになったのは「インフォマーシャル」の普及と関係しているのではないでしょうか?
「インフォマーシャル」とはこれも最近よく見る通販番組で番組全体で商品の宣伝をしているものです。なぜこのようなCMが許されるのか疑問でしたが「宣伝=コマーシャル」だけではなく「情報=インフォメーション」も提供している「インフォ・マーシャル」だから良いのだ、という論理だそうです。

この論理が通じるなら、なんでもありですね。

この論理に、プロモーションさえすれば(どんなものでも)大ヒットするという、あさはかな思い込みが加味されてペイドパブの乱立という結果になったのでしょう。

というわけで私は「寝ずの番」は見に行きません、面白そうな映画だとは思うんですがねぇ

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2006年02月22日

「堀江メイル」に見る民主党の無知

民主党が「堀江メイル」を持ち出したときに、裏は取れているんだろうかと心配になりましたが、どうやらそれが現実になりそうです。

民主党が証拠として記者会見でメイルのプリントアウトを誇らしげにかかげたのを見て苦笑した方も多いと思います。
電子メイルは受け取り側では最終的には単なるテキストファイルになりますから[改ざん予防の措置をしていない限り]いくらでも偽造できます。ずっと昔の話なので時効と思いますが、ある理由で海外からのテレックスをでっちあげたことがありますが、それと同じレベルです。

これだけの爆弾をぶつけるのですから、当然サーバがらみの調査をして裏付けもとっていると思いましたが、政府から立証を問われた結果「サーバを調査しろ」と要求しているだけで泥縄の感は否めません。

想像するにメイルを入手した際に「自称、コンピュータ(それともIT?)のプロ」に相談して本物と判断したのではないでしょうか。その後政府の反撃に遭い、また相談したところ「サーバを押さえれば立証できる」と言われたのではと想像します?これがあたっていれば順が逆ですね。
電子メイルの真偽を判断するには、いろんな側面から補強すると同時に最終的にはサーバの記録に帰着しますから、それが押さえられないなら証拠のないガセとみなすのが常識です。

信じられない事に民主党にはその程度の知識を持った人間もいなかったようです。

自民党には警視庁のサイバー犯罪の対策部隊という知識、経験共に豊富な手駒があります。民主党も強引な捜査が得意な京都府警のハイテク犯罪対策室あたりに応援を頼んではどうでしょうか?

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2006年01月18日

Livedoor問題:東証の責任は重大

Livedoor問題で東証の取引がストップしましたが、東証は責任をすべてLivedoorになすりつけています。

Livedoorが粉飾決算をしたのなら上場廃止を含めた制裁が行われるのは当然です。しかしそれと東証のシステムが能力不足で停止せざるをえなかった問題は全く別物です。

今回の事件が史上空前の規模のものならともかく、たかが一会社のスキャンダルです。それによって膨らんだ取引を吸収できないというのは東証のシステムの能力不足=証券市場への責任を果たしていなかったことにほかなりません。米国ではLivedoorどころではない大スキャンダルが発生して証券市場が大混乱に陥いったことがありますが、だからといって処理能力の問題でNYSE(ニューヨーク証券取引市場)の取引が停止するようなことは有りませんでした。

国内では「Livedoorが悪かった」で通すつもりなのでしょうが海外では「一企業のスキャンダルで東証のシステムが停止された」と受け止められるでしょう。それはとりもなおさず日本の証券市場が発展途上国並みの信頼性の低いものだという評価になり、日本経済への信頼度低下を加速させます。

規模の読みを誤った東証の責任はきわめて重大です。Livedoorが属している(ことになっている)「IT産業」では急発展する規模の拡大をどのように読むかが重要です。たとえばプロバイダが顧客数の伸びを読み誤って設備投資が遅れればサービスの質が低下して客が逃げてしまいます。
常に想定した規模を上回る設備投資を行わなければ生き残れないのです。

東証は、機関投資家向けの売り上げ低下を個人投資家向けの事業拡大で補っています。それでいながら、必要なシステムへの投資をケチって問題を起こし続ける東証は淘汰されるべきでしょう。

P.S. 私はLivedoorは嫌いです。あそこはマネーゲーム会社でIT企業ではありません、話題になった会社を売り買いしているだけで、新しいものは何も生み出していません。

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2006年01月10日

やっぱり演歌は苦手?

紅白の影響で美空ひばりの歌に興味を持ちました。

そんなおり書店で「美空ひばり こころの歌」というCD付きマガジンの創刊号を見つけました。ご存じディアゴスティーニの出版で初回特典で780円、「川の流れのように」も入っているので迷わず購入しました。

さっそくカーオーディオで聴いてみると、なにか違う感じでした。

帰宅して聴いてみてもやはり違和感があります。

自己分析してみるとコブシを効かせているところが、しっくりきません。朗々と歌い上げていて聞き惚れているのに、途中で小技をきかせるので感動がとぎれてしまいます。

演歌好きの人はそこが良いのでしょうが私にはちょっと・・・というわけで美空ひばり全集購入はしません (^_^;

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2006年01月03日

紅白楽しみました

紅白がここ数年では一番普通で、一番面白かったように思います。

みのもんたがコテコテ司会をやるのかと嫌な予感がしていましたが、アドリブを始めるとNHKアナがそれを遮って進行するかけあいが何度も見られたのが拾いものでした。
NHK制覇の野望に燃えるみのもんたとそれを阻止しようとするNHKアナとの闘いだったのか、あるいは単に時間が押すのをきらったプロデューサの指示なのか、いずれにしてもいいものを見せてもらいました。

そしてトリの天童よしみの歌を聞いて、少しばかり心を動かされました。
演歌は情念を押し売りするので好きになれず、テレサテン(すばらしいです)しか聴かない私ですが、美空ひばりのCDを聴いてみようと思います。

一方で楽しみにしていた「隠し芸大会」はさんざんなできでがっかりしました。

最後の方しか見なかったのですが、どれも練習に時間をかけていない、やっつけ仕事の学芸会でした。特にひどかったのがトリの堺正章のボードビリアンごっこ。山高帽を使ったハットジャグリングがあまりに下手なので、その後で見事なジャグリングを見せるお約束の展開かと思ったらそのまま次に進行してしまいました、唖然。その後も下手くそな独りよがりの芸の羅列で見ていられませんでした。

芸人の拘束時間を削って制作費を安くあげたのでしょうか?

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2005年12月27日

Microsoftって、やっぱり・・・

X-Box360のサイトを見てみましょう、一番下のところです。

「当サイトに表示される価格は特別な記載がない場合、すべて税抜の希望小売価格です。」と書いてあります。

あれっ、税抜き価格のみの表示は禁止されているんじゃなかったかな?

総務省のサイトで確かめてみると・・・

「希望小売価格」を設定し、商品カタログや商品パッケージなどに表示している場合がありますが、この「希望小売価格」は、小売店が消費者に対して行う価格表示ではありませんので、「総額表示義務」の対象にはなりません。

なるほど、知らなかった、希望小売価格の場合は総額表示はしなくてもよいんだ。でもなぜ今まで気が付かなかったんだろう?

というわけでSONY任天堂のサイトをのぞいてみました。

SONY PSP
 希望小売価格 24,800円 (税込価格26,040円)
任天堂 DS
 希望小売価格 15,000円(税込)

わかりやすいですね、普段こういう表示を見慣れているのでマイクロソフトの価格を見ると何も書かれていないので税込み価格と思いこんでしまいます。

マイクロソフトは社会通念と法律のギャップを利用して価格を安く見せようとしているのでしょうか?

・・・と思いつつマイクロソフトのサイトに行ってみました。
なぜかWindowsやOffice製品の価格はいくら探しても見つけることができませんでした。ようやく見つけたVisualStudio.Netの価格を見ると

業界標準の開発ツールを学生限定の特別価格 4,830 円 (税込価格) で提供。

おいおい、こっちは税込み価格かよ!

とするとX-Boxの価格は小さなお友達や大きなお友達をだます表示方式なんですね、そこまでせこいビジネスをやっても売れないX-Box360って、いったい・・・

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注:ネットで直販する場合は税込み価格表示の義務があります。VisualStudio.Netの価格は直販価格ではありません、念のため。

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2005年12月13日

SH-902i

SH-902iの製品説明会に行ってきました。

SH-901iCを使っていて「液晶のシャープ」の実力はわかっていたのですが、SH-902iでは省電力をキーワードにしているようです。SH-901iC/iSで電池が持たないというクレームが多かったらしく902iでは標準状態ではバックライトはいくらか輝度を落とした状態になっています。また女性向け路線をねらっているとのことで画面の色合いがパステルカラーになっています。

その結果電源を入れた時の感想は「これがシャープ?眠たい画面だな」というものでした。設定を変更してバックライトを最も明るい設定にすれば明るくなるのですが、デフォルト設定の店頭デモではシャープの良さをアピールできないでしょう。

「女性向けなので角を落とした丸みのあるデザインにしました」という説明でしたが丸ければ女性向けなんてどの時代の話でしょうか、一緒に行った娘もその点に首をかしげた上で「色が女性向けじゃない」と言っていました。紫がかったメタリックブルー、すっきりしない赤など男性の目からもよろしくない色です。

シャープは自分の良さを忘れて妙な「まあけてぃんぐ理論」に左右されているように思えました、電博がからんでいるんでしょうか?

実はSH-902iには地味ながらすばらしい機能が入っています、以前操作したものが履歴として参照できるのです。ブラウザの履歴のように、聞いた楽曲、見た写真などそれぞれの機能で最近使ったものが簡単に呼び出せる機能です。これは使えます、こういったセンスの良さはFやDには望むべくもない貴重な資産です。

私はBluetoothが欲しくてP-902iにしましたが、娘はSHが気に入ったようなのでこれにします。色は消去法で白になりました、他の色がひどすぎるので私も賛成です。最も売れている色も白だそうです(苦笑)
シャープさん自分を取り戻してください、SH-901iCの赤はいい色でしたよ!

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2005年12月12日

FOMA 902i

P902iを購入しました。

手持ち機種はSH901iCなので当分買い換え(買い増し)するつもりはなかったのですが、P902iにはBluetoothが付いていることが決め手になりました。これ以外ではマイナーチェンジでしかない902にする必要性は感じません。Push Talkなど参加メンバー全員が902でなければ使えませんし一回Pushするたびに5円以上課金されます(月1,050円!払えばこれは発生しません)。
FOMAへの切り替えが順調なのでユーザーが望んでいる定額制の導入を先延ばしにしてオモチャ機能でごまかしているようです。

だいたいPush Talkではなく、Push To Talkが正しく、無線の世界では一世紀近く前から使われている用語です、PTTという略語も定着しています。インターネットの世界では意味が異なるとはいえ、同じくPush To Talkという機能が話題になっています。
勝手に類似の造語を造り出すDoCoMoは相変わらず世界の田舎っぺ丸出しです。世界的に使われていたHotSpotという用語を日本で商標登録して権利を主張するなど発展途上国なみのセンスは健在です。

それはさておき、PDA用に契約していたAirEdgeは解約しました。PDAにBluetoothアダプタを挿してFOMAに接続すれば一つの回線で同じ使い勝手が維持できると見込んでいます。
PDA用のBluetoothアダプタが高価だったのは計算外でしたが、PC用のUSBタイプのアダプタは安かったので助かりました。どちらも海外に発注したため納期がかかりまだ手元に届かないのですが、心待ちにしています。

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2005年12月02日

建築士免許

姉歯建築士問題で「建築士免許制度の改訂」が浮上しています。

建築士免許が終身免許で技術力が低下したから今度のようなことがおきたんだ。だから期限を設けて再免許時に試験をするという発想です。

免許を取った時の知識、技術を維持していなければ免許を持つ資格がない・・・一見正論に見えますが試験用の勉強より実務の中で蓄積されたものの方がずっと大事なのはみなさんよくご存じと思います。

日本の省庁お得意の許認可権商売を拡大しようとするたくらみなんでしょう。

こういう発想の役人には、率先して毎年国家公務員試験を受け直していただき、通らなかったら退職して頂くことにしましょう。

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2005年11月29日

木下恵介という映画監督

木下恵介監督の「陸軍」を見て泣いてしまいました。

始めのうちは笠智衆がタイプではない堅物の軍人上がりを演じていることを面白がって見ていました。紋切り型に表現される当時の考え方もむしろ新鮮でした。

しかし母親が息子の出征の列を追いかける有名なラストシーンで鳥肌が立ちました。これは今の視点で見ても反戦映画です。

戦意高揚映画でこれだけのことをやってのけた木下恵介という監督に畏怖の念をいだきました。

時代の風に流されるのは簡単です。

1960〜70年代には左翼をきどって反体制の波に乗るのは一つの流行でした。被差別部落の女の子がクラスにいたというだけで頭の中で彼女との悲恋を作り上げて、当時はやったフォークソングの世界にひたってしまう世代です(←実話)

現在はサヨチャンはださいと切り捨てて、なんとなくウヨっぽい言動をすることが気分のようです。人を殴ったこともないくせにアニメで戦争を知った気になってしまうお気楽世代です(←これも実話)

どちらも、楽な生き方を選んだ似た者同士です。

木下恵介の矜持がすばらしく見える今という時代、新しい戦前が始まっているようです。

投稿者 tickets : 18:44 | コメント (0)

2005年11月17日

みのもんた?!

今年の紅白の白組司会はみのもんた、いえいえ御法川さんだそうです。

実はこの方私の大学時代のサークル(放送研究会)の大先輩です。お会いしてうっかり「みのさん」なんて言おうものなら本名で呼べと怒られるそうです。幸い私はお会いする機会に恵まれていないので、おしかりを受けたことはありませんが。
この大学で他に有名な卒業生というとすぐに思い浮かぶのが長嶋茂雄さんとか、長嶋一茂さんとか・・・人材に恵まれない学校です orz

しかし、みのもんたなんか担ぎ出して視聴率が上がると思ってるんですね、NHKは。人の不幸大好きオバハン達なら喜ぶでしょうが、そういう層はもともと紅白視聴率は高いから押し上げ効果は少ないんじゃないでしょうか。

どうせなら秋葉系一色にして、中谷美紀や伊東美咲を司会にして、メイドさん300人の大応援団なんていいんじゃないでしょうか?得点を数えるときは日本野鳥の会(古い)ではなくてメイドさん達が客席を回ってご主人様にご奉仕とか。

そこまでやれば某2ちゃんねるが祭りになって視聴率をぐんぐん押し上げてくれる・・・なんていうのはどうでしょう

楽天とTBSなんて目じゃないくらいの放送とネットの融合になると思うんですがね。

投稿者 tickets : 19:55 | コメント (0)

2005年11月16日

Amzon.co.jpのマーケットプレイス

Amazon.co.jpでよく買い物をします。

1,500円以上の買い物なら送料無料になるので、本屋やCDショップに行くのと同様に気軽にショッピングできます。DVDの新作などは予約を入れておけば値引き価格でほぼ当日に配送されるので便利です。

このAmazonにマーケットプレイスという販売形態があります。委託販売のようなもので売り主はAmazonではなく業者、個人です。受注、決済はAmazonが代行しますが、商品発送やクレーム処理は売り主が行います。

今回初めてマーケットプレイスで購入したところ、いきなりトラブルに遭ってしまいました。売り主はdvdXXXXXjpという会社です。CDが安く、評価も6,000以上だったので注文しましたが、注文後2週間経っても商品が届きません。問い合わせメイルにも何も返事がありません。

おかしいと思い評価の中身を見て愕然としました。「良い」は70%以下しかなく、「商品が届かない」、「問い合わせに返事をしない」、「一ヶ月経ってようやく商品が届いた」、「届いた品物が破損していた」などなど恨み辛みがずらっと並んでいました。「一ヶ月経って一方的に売り主からキャンセルされた」というひどいものも目立ちました。

評価をながめてみると、すぐに届いた(それでも10日もかかっているのですが)との評価も結構あります。どうやら注文をとりまくって、ある商品の本数がたまったところでまとめて発注して安い価格で仕入れているような気配があります。注文がまとまらないと放置し、利益が出る価格で仕入れる見込みがなくなると一方的にキャンセルするのでしょう。
代金はAmazon経由で注文時に受け取っていますから、その間は他の商品の仕入れ代金に流用できるわけです。

オークションで購入するときには出品者の評価を細かく分析しているのですが、Amazonが業務の一部を代行しているということで安心してしまい失敗しました。
これからはオークション並に最新の注意をはらうようにします。

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2005年11月03日

楽天に対するTBS社長の弁

この事件で日本のマスコミはまたしても底の浅さを露呈しました。

楽天からの申し入れに対して「勝手に株を買った人にあれこれ言われても一々回答する必要はない」との趣旨の発言がTVで流れていました。

この人本当に株式公開の意味がわかっているんでしょうか?
会社運営の資金を集めるために株式を公開すれば、その株は市場で自由に売り買いされます。買い占め等に対抗するなら、法の範囲で措置をとるのが経営者の責任です。
この社長さん、やけに強気なので財界などからある程度の支持を取り付けているとは思いますが、財界全体では閉鎖的な会社運営は日本経済の発展に悪影響を与えると判断しているようです。

「勝手に株を公開した」のはTBSです、その株を合法的に取得した人、法人にあれこれ注文を付けるのは傲慢以外の何者でもありません。

バイクの「売ります」で「愛着があるバイクです、大切に乗ってくれる方にお譲りします」という文をよく見ますが、それほど愛着があるのなら登録抹消して保存しておけばよいのです。金が欲しくて売り飛ばそうとしているバイクに影響力を残そうとする心根が私はきらいです。
面接して売る相手を決めたという話も聞きませんし(笑)

TBSも他人から口を出されたくないなら上場廃止すればよいのです。他人に金を出してもらいながら、金は出しても口は出すなと公言するのがマスコミ大手の社長とは・・・

投稿者 tickets : 09:32 | コメント (0)

2005年11月02日

Livedoor Wireless使い物になりません

PSPで無線LANも使えるようになったので外でつないでみようと思いました。

登録しただけだったLivedoor Wirelessを試そうと思ったのですが、アクセスポイントが少なすぎて使い物になりません。本サービスの開始時期も当初の10月から11月に、そして今は12月になっていますが、この状態で有償サービスにしたらユーザーの反乱が起きてしまいます。

品川という無線LANのメッカでも駅から離れたところにあるだけで、そこまで歩いていってテストする気になどなりません。渋谷でも同様です。秋葉原など地図にすら載っていません。

地図といえばLivedoorのサイトで調べられるアクセスポイント情報は住所だけです。サービスエリアのページの図で品川区をクリックするとアクセスポイントの住所のリストが開きます、その住所をクリックするとLivedoorMapが開いて、アクセスポイントが十字で示されます。

問題は、地図で示されるのがそのアクセスポイント一カ所だけだということです。近くにあるアクセスポイントは表示されません。
無線LANを使いたいときにその地点の住所など知らないのが普通です、渋谷センター街の入り口の住所を知っている人が何人いるのでしょうか?他の場所でも「表参道キディランドの前」とか「子供の城あたり」と考えます。
渋谷駅を中心にして、周辺にあるアクセスポイントが地図にプロットされるのが普通に期待される機能です。

このような方法をとらないのは、Livedoor Wirelessが使い物にならないことを隠すためでしょう。たとえば23区の地図にプロットすればごく限られた地域でしか使えないことが一目瞭然です。さらに、サービスしている駅の周辺地図を出してみれば、駅から離れたところにしかないことがばれてしまいます。

無線LANを使うシチュエーションを考えてみれば
 ・駅に着いてそこから目的地までの地図を調べる
 ・待ち合わせ確認のためのメイル
 ・喫茶店でお仕事や情報チェック
など、駅という場所は最も重要です。人が多ければ無線LANのニーズも高いという点からも駅は最重要地点の一つです。

駅周辺にアクセスポイントを設置することができなかったLivedoor Wirelessは現時点では負け組です。
525円/月という衝撃的な価格と都心をカバーするというふれこみで株価に貢献したあとはお茶をにごして消してしまうのでしょうか?典型的なLivedoor商法ですね。

安価な公衆無線LANへの道は遠いようです。

投稿者 tickets : 10:04 | コメント (0)

2005年09月11日

柔道に思うこと

「オリンピックで金メダルを取った選手が世界選手権で銀になった、実力を示せなかった」との記事を読みましたが、この手の記事を見るたびに不愉快になります。

「柔道は日本のお家芸」だから「金メダルは日本人が手にするべきだ」
この決めつけはどこから来るのでしょうか?東京オリンピックで柔道を正式競技にする際に「柔道は日本だけのものではない、多くの国で競技されている世界的なスポーツだ」というふれこみでした。
それから何十年も経過したのに日本人が勝たない柔道は間違っているという雰囲気は昔のままです。
それなら世界競技などにしないで日本国内の選手権だけを行っていなければよいだけの話です。

ひるがえって日本が強い競技、たとえばかつての女子バレーや体操、それらは日本以外の国で発展し、完成されたものです。同じ考え方をすれば日本人が最強になることは間違っています。

もういい加減に間違った「日本は特別」という考え方はやめるべきでしょう、私は日本人以外が多く優勝するようになったときにはじめて柔道は世界的なスポーツになったと考えます。
そして、そのような考え方にたったときに始めて日本固有の文化のすばらしさを自覚できるはずです。

投稿者 tickets : 16:02 | コメント (0)

2005年09月05日

livedoorの選挙運動?

これまでほとんど送られてこなかったLivedoorのメイルマガジンがここに来て毎日送られてくるようになりました。

もちろん堀江社長が衆院選に出馬することになったころに前後しています。内容は興味ないものがほとんどで登録した「興味ある分野」とどのように関係しているのか今ひとつわかりません。

うざいのでメイルソフトの設定で自動的にゴミ箱に放り込む設定にしましたが、この度配信解除をしました。ところが、実際に解除されるまでになんと3日ほどかかるというのです。Livedoorのシステムはそんなに性能が低いのでしょうか、それとも選挙まで一通でも多くのメイルを送り込むためなのでしょうか?

新鮮な人材が当選してしばらくするとどんどん代議士臭くなっていくのを見てきましたが、当選前から政治屋の臭いをぷんぷんさせるのはいかがなものでしょう。

投稿者 tickets : 10:37 | コメント (0)

2005年07月10日

戻れないホームページ

Webサイトを見ていて不愉快なのは「戻る」ボタンで戻ることができないホームページです。

「戻る」をクリックしても同じページが再表示されるだけで、元のページに戻ることができません。検索エンジンの結果をなめているときなど特にいらだちます。
以前はこの種のしかけはエロサイトが得意としていて、来た客は絶対逃さないというそれなりの気概を感じさせましたが(笑)最近ではむしろ大手のサイトに時々みかけます。

このようにする理由を考えてみたのですが、戻ったときにRefererでURLを取られないようにするくらいしか思いつかず、そのメリットは考え付きません。結局いかがわしいサイト同様に「一歩入ったらもう逃がさないぞ」という考え方なのでしょう。

しかしこのようなサイトにでくわすとサイト運営者の心の狭さを感じて「二度とここにはこないぞ」と心に決めるのは私だけでしょうか?

「TOPページ以外にリンクしたら著作権侵害で訴えるぞ!」と無知丸出しの宣言をした大手新聞社もありましたが、ネットという新世界に窓を開きながら旧世界の価値観を振りかざしている見識の狭さにあきれました。旧世界の支配者にとってWebサイトの運用は「いやぁ、うちも最近"いんたぁねっと"を買ったんですよ」と自慢していた5年前の「先進的経営者」と同レベルなんでしょう。

ネットによるビジネス環境の加速によって経営者のセンスが即業績に直結するようになりました。それを旧世代が理解するころには時代が彼らを追い越しているでしょう。巨人が安逸な夢にひたっている間に新しい時代を創りあげようとする者にチャンスは大きく開かれています。

投稿者 tickets : 11:08 | コメント (0)

2005年06月21日

ポータルをMSNからYahooに変更

ブラウザーを開いたときのページをMSNからYahooに変えました。

MSNではニュースの見出しが中身を正しく表していないので違和感がありましたが、Yahooはごく普通で素直に読めます。
この手のポータルは万人向けなので面積の半分以上を使わない情報が占めていて無駄になりますが、自分専用のポータルを作るのもニュースの取得、表示などをするとサクッと作るわけにはいかないので、当分はYahooを使います。

ブラウザはIEとFireFoxを併用していますが最近はFireFoxを使うことが増えています。やはり軽いタブブラウザは便利です。

投稿者 tickets : 22:37 | コメント (0)

2005年06月17日

MSNと毎日新聞

ブラウザーを立ち上げたときにMSNをポータルとして開くようにしています。

そこからは天気予報を見ることが多いのですが、ニュースを拾い読みすることもあります。ニュースは毎日新聞が提供していますが、最近見出しと記事が合っていないと思うことが増えました。

扇情的な見出しをつけて客を呼び込む手法は東スポが有名ですが、毎日新聞がこれやってはいけないですね。東スポは読むほうもエンターテインメントとして承知していますが、落ちぶれたとはいっても3大新聞(2強+その他大勢かもしれませんが)の一つなんですからもっと落ち着いて欲しいと思います。

もしかしてネット版の見出しはMSNのスタッフがつけているのでしょうか?いずれにしてもマスコミとしてはきわめて低レベルな人がやっていますね。高校の学校新聞の編集者を使ったほうがましでしょう。

読売でも朝日でもそうですが、サイトを持っていながら公開しているニュースの鮮度はかなり落ちます。自社紙媒体への影響をおそれているようです。Asahi.comで他社に先駆けた朝日ですらそうですから、これら旧世代の報道機関はもう役目を果たし終えたのかもしれません。

話を戻すと、上記の理由でポータルを他に変えようと思っていますが、なかなか良いところが思い浮かびません。

投稿者 tickets : 10:07 | コメント (0)

「雑感」カテゴリーを加えました

思いついたことを日記風に書くカテゴリーを作りました。

世の中に氾濫しているblog風に「私は最近こんなこと考えているんですぅ」とか「今日道を歩いていてふと思ったんですけどぉ〜」とか書いていきます。
役立つ情報はありません。

投稿者 tickets : 00:45 | コメント (0)