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2009年02月05日
Wedgewood と Merklin の倒産
英国の磁器メーカーWedgewoodとドイツの模型鉄道メーカーMerklinが倒産しました。
どちらも私の大好きなブランドでヨーロッパへの出張時には時間を見つけて購入するのが楽しみだったメーカーです。それだけに倒産のニュースはとても寂しい思いで読みました。
Wedgewoodの磁器はかっちりとしたデザインと同じく破綻の無い染め付けが好きで特にパウダー調のものが好きです。ずっと以前はコーヒーカップとソーサーのセットで4万円以上もしましたが、円が強くなるに従って半額程度にまでなっていました。また米国でも日本よりは安価だったので少しづつ買いそろえてきました。私は精緻なものが好きなのでロイヤルコペンハーゲンのような隙のある染め付けではなくWedgewoodが好みです。
これだけのブランドですから、どこかに買収されると思いますが、のぞむらくはノリタケが名乗りを上げて欲しいところです。
Merklinは世界最小の鉄道模型であるZゲージ(軌道間隔6.5mm)が好きでいくらかコレクションしています。米国での価格は日本並みに高いのでドイツ出張の際に入手するのが楽しみでした。ドイツではどこのデパートでも必ず鉄道模型のコーナーがありZゲージも陳列されているのですが、ドイツ出張の機会が少なかったためたいしたコレクションにはなっていません。
Zゲージの魅力はとにかく小さな中に精密の限りを詰め込んでいることです。各車両の精密さもさることながら軌道からの給電だけではなく、架線を設置しての給電まで実現しています。ライブスチームを作った人もいるとの噂も聞きましたが真偽のほどは定かではありません。
世界最古の鉄道模型メーカーだったのではないかと思いますが、世界で初めてデジタル(ドイツ語ではディヒタル)制御機能を開発したり、最先端でも有り続けたメーカーだけに存続して欲しいものです。私は引退したらミニクラブ(Zゲージ)でドイツの山岳鉄道のレイアウトを作るのが夢ですから、それまでに無くなってしまうのは困ります。
投稿者 tickets : 2009年02月05日 21:15