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2005年10月27日

東芝HDDレコーダRD-XS46近況

最近、生のDVD−Rを入れた時に「このメディアは使えません」メッセージが出ることが増えました。

太陽誘電の4倍速という東芝推奨メディアを使っているのにそれはないだろうと腹が立ちます。レンズクリーニングしてもその直後しか効果がありません。

そこで東芝に連絡したところ修理に来てくれました。症状をあらかじめ伝えておいたところ即DVDドライブ交換となりました。チェックなしでいきなり交換とは、噂通り東芝のHDDレコーダに使われているDVDドライブには問題があるようです。

修理の人に8倍速メディアでエラーが多い件を相談してみたところ、その方は同じレコーダで安物の8倍速メディアを使っても問題が起きていないとのことでした。レコーダのファームウェアをチェックしたところ二つほど古いバージョンだったので、アップデイトしてもらいました。

修理が終わった後で太陽誘電の8倍速メディアに書き込み、Plextorツールでテストしたところ、以前とは桁違いにエラー(PI/PO)が減っており、非常に優秀な結果でした。アップデイトで最近のメディア用のストラテジーが書き込まれたようです。
これなら苦労して4倍速メディアを探す必要はなさそうです。
ちなみに太陽誘電の4倍速はさらにエラーが少なく、ほとんどエラー無しでした。

保証期間内でもあり無償修理でしたが、ドライブ不良の場合は保証期間を過ぎていても無償交換されるとの情報もあちらこちらで聞きます。
交換したドライブがまた故障しないか不安は残りますが、そのときはまた無償修理をお願いするしかありません。

東芝は営業企画と開発はタコですが、修理担当さんは知識、経験も豊富で信頼できました。
現場とユーザーを泣かせるようなモノ作りは早くやめないと三菱自動車になってしまうと思うのですが・・・

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2005年10月26日

ホスティングサーバのダウン

別に持っているサイトのサーバが昨日から落ちたままです。
ずいぶん長く使っているサービスで、価格も始めた頃は最も安い部類だったのですが、他に安いところが増えたので今は平均ぐらいでしょうか?

実はNTTの子会社だったりします。NTTがボロもうけをしていたころ(今でもそうだという説もありますが、もっとボロもうけしていた頃です)米国進出の手がかりの一つとして買収した会社(のひとつ)です。
米国で急成長した会社ですが、NTTのマネージメントが下手なのか(NTTの海外事業で成功した例を聞いたことがありません)NTTに数千億円の評価損を与えた会社です。
NTTが買収したと聞いたときにいやな感じがして、別のホスティング会社に移そうかと考えたのですが、ドメイン名の移行は結構やっかいで失敗すると数週間メイルが使えなくなることもあるので、そのままにしていました。

今回のトラブルの原因は台風Wilmaだそうです。

台風で電力供給が落ちて(これは当然想定内です)バックアップ発電機に切り替えたところ、なぜかこの発電機が動作せず全部落っこちたそうです・・・人ごとなら笑い話です。

この会社のサイトには「4日前に点検したばかりの発電機です」と危機管理体制が万全だったとの言い訳が書いてありましたが、「トラブルを回避できない点検でお茶を濁していた最低の体制」としか理解できません、これでは今後いくら点検をしても安心できません。

   「ごめんね〜定期点検してませんでしたぁ、これからはちゃんとやりま〜す :-)」

とでも書いてあった方がよほど安心できます。

原因は赤字補填と競争力強化のために厳しいコストダウンを行い、非常時のシステム構築/維持の費用を削減したと想像します。
サーバーファームのような装置産業は利益を上げているところを選ばないとだめなようです。JR西日本も同じ体質で安全のためのコストを削減して大事故を起こしました。幸いサーバファームは鉄道会社と違って地域依存ではないので別の会社を探します。

投稿者 tickets : 12:09 | コメント (0)

2005年10月22日

JBL Control 5のその後

エッジを貼り替えたものの、低域不足で不自然な音のControl 5はDVD視聴用にしました。

貼り替えたエッジがなじんでいないためかと希望的観測をして、鳴らし続けていましたがほとんど改善されませんでした、Cotrol 3と比べても不自然な音です。
これがこのスピーカの特性なのか、ゴムエッジのためなのかわかりませんがエッジの再貼り替えは金も手間もかかるのでするつもりはありません、貼り替えても同じ結果だったら目も当てられませんし。
あるいはアンプ(SE408S)との相性かもしれません、同じJBLブランドとはいえ生まれた年が20年以上違っているので別物と考えた方がよいでしょう。

いずれにしてもCotrol 5からL-26に切り替えると、ほっとするのでこれ以上聴いているのはつらくなってきました。

そこでDVDサラウンドのフロントスピーカにコンバートしてみました。Control 3と交換したのですが、ここでは素直な音で十分役目を果たしそうです。
AVアンプのサラウンド設定も見直して調整した結果、Cotrol 5はゴミにならずにすみました。

投稿者 tickets : 16:25 | コメント (0)

2005年10月19日

PSPと無線LAN

PSPで無線LANがまともに動くようになりました。

使用している無線LANの機材はバッファローがメインで、簡単接続のAOSSという機能を使っていました、ボタンを押すだけで簡単に接続できます。PSPもファームウェアのバージョンアップでAOSS対応になっているので、この機能を使用したところ本当に簡単に接続できました。

しかしこの方法ではセキュリティのレベルが非常に低くなってしまうのです。

無線LANの暗号化には大きく分けてWEPとWPA(紛らわしいですが)があります。無線LANはWEPで始まりましたが解読ソフトを使えば簡単に破られてしまうので今では「使ってはいけない」方式です。

ところがPSPをAOSSで接続すると自動的にWEP、それも128Bitではなくさらに弱い64Bitになってしまいます。バッファローのサイトで調べると「仕様です」ということでした。
PSPだけがWEPになるのならまだ逃げ方はあるのですが、WPAを使っている無線LANでもPSPをAOSSで接続したとたんにWEPになってしまいPSPを切ったあとでもそのままになってしまうのです。
WPAに戻すには無線LANアクセスポイントの設定を変更して再起動しなければなりませんから、とてもやっていられません。

これも「仕様」だそうです。

これでは宅内無線LANのセキュリティが無いに等しいので、PSPでもWPAが使えるようにあれこれ試してみました。AOSSで設定されたSSIDやキーをPSPに手動で設定するといったんは接続できるのですが、時間が経過すると接続が切れてしまい再度接続しようとしてもできません、おそらくキーの更新がうまくいかないのでしょう。しかも速度が極端に遅くなって実用に耐えませんでした。

結論はAOSSを無効にしてすべて手動設定するということでした。

PCでは問題なく動作しているAOSSですから無効にすることには抵抗がありましたが、試した限りでは他に手段はありませんでした。しかし無線LANで接続しているすべてのPCの設定も変更しなければなりません。

AOSSを使わないようにした結果WPAの中でもレベルが高いAESという方式で接続し、実用上十分な速度でネットに接続できるようになりました。

投稿者 tickets : 10:13 | コメント (0)

2005年10月17日

PSP購入しました

知人から勧められてPSPを購入しました。ファームウェアがバージョンアップしてセキュリティが向上したそうです。

さわってみるとユーザーインターフェイスがよくできています。すご録などと同じ十字に選択するメニューは反応が速くキビキビとしています。メニュー構造や選択ツリーもよく練られていて直感的に使えます。
東芝製品のおバカなメニューに苦労した後ではさわやかささえ感じます。

無線LANとの接続はAOSS(バッファローの簡単接続方式)で行えば簡単なのですが、なぜかセキュリティのレベルが設定より下がってしまいます。いろいろと試しても望んだレベルに達しません。バージョンが2.50という中途半端なものなので中間バージョンをリリースしているのでしょうか。もう年末商戦ですから3.0に熟成するまで待てなかったのかもしれません。

ネットをブラウズしてみると高精細画面ときれいなフォントのおかげでとても見やすい画面です。一画面に納める機能も破綻がありません。
無線LANの速度は802.11bの11Mbpsですが、そのせいか画像が多いページでは次の操作ができるようになるまでの待ち時間が長くストレスを感じます。CPUのパワーやメモリーの少なさが原因かもしれません。

20,000円の無線LAN端末としては大変よくできています、SONYだってやればできるんですね。

動画をメモリースティックに入れて再生する実験も行いましたが、大容量(512MB〜)のメモリースティックを持っていないので映画一本のエンコード時間や再生品位はまだ試していません。短いビデオクリップレベルではだいたい実時間でエンコードできて、高画質モードなら十分映画を楽しめるレベルでした。

しかし2時間かけて映画を入れて、翌日はまた別の映画に入れ替えるという作業が実用的かどうかは不明です。ポータブルDVDプレーヤならお気に入りのDVDを放り込んで持ち出すだけですから。

ビデオレンタル店にPSP独自のUMDディスクの映画があったので1枚借りてきました。画質は思ったより良く、同じ画面サイズのポータブルDVDプレーヤと比べても特に劣る感じはしません。ただレンタルならともかく購入する気にはなりません。寿命がたかだか5年のゲーム機でだけ再生できるメディアですから、近い将来レーザーディスクやβ(古っ)のように再生できなくなるかもしれません。

ソフト販売会社さんたちは「ソフトはパッケージではなくコンテンツを売っているのだ」だから「メーカーの許可無くレンタルすることはできない」と言っています。その理屈ならコンテンツを購入したユーザーはメディアの交換、たとえばUMDをDVDに交換することもできるはずです。でもそんなことはしてくれません。
ダブルスタンダードを使い分けて既得権益にしがみついていますが、iTunesの参入を拒否することもできないのですから、近いうちに海外資本に駆逐されてもおかしくありません。

投稿者 tickets : 12:54 | コメント (2)

2005年10月10日

バナー作成しました

バナーを作成しました、サイトのトップページとATENZAのページに起きました。
リンクを貼る際にはこのバナーをご使用ください。

よろしくお願いいたします。

投稿者 tickets : 17:10 | コメント (0)

オーディオと電源ケーブル

JBLがらみでオーディオ関連のサイトをよく見るようになりました。

以前から小耳にはさんではいたのですが、電源ケーブル評論がすごいことになっているのには驚きました。
それによると電源コンセントのブランドや、そのカバー、さらにはカバーを留めるネジまでブランドにより「驚くほどの違い」があるそうです。某サイトによればブレーカを交換したら「高域のエネルギーや表現が向上」したそうです。さらにはブレーカを固定するネジを交換したら音が良くなったそうですが、なんとそのブレーカはオーディオ機器に電源を供給している物ではなく、その隣に付いているブレーカなのだそうです。

やれやれ

電源の質が良くなければオーディオ機器に悪影響が出る可能性はわかりますが、壁コンセントの蓋のネジ一本で変わる音がわかるほどの耳なんて信じられません。もし本気でそう考えているのなら壁コンセントから機器までのケーブルなどより柱上トランスから壁コンセントまでの配線の方がはるかに長いのですから、そちらを先に貼り直すべきでしょう。
ところがこの点にはうまい(?)言い訳が用意されていて「機器に近い物ほど影響が大きい」のだそうです。さらにはその理由として「振動を抑えて音をよくする」ということらしいです。

フォー

オーディオ(に限りませんが)では時々このようなトンデモ理論がはやります、というよりも常に何かトンデモ理論が流れています。
実はこのような理論が正しいか確かめるのは簡単で二重盲検法で比較試聴すればよいのです。つまり試聴者もテスト実施者も今どの機器(ケーブル)が使用されているか知らされずに試聴してどの音が良いか評価してその結果をみればよいのです。
この種のテストはごく一部で行われていますが、もっとも面白い結果は同じ機器で出している場合でも多くの人が音の違いを感じていることです。

読者の関心が高いこのテストをどのオーディオ誌も行わないのは、実施して嘘がばれてしまうとそれ以降オーディオ誌が売れなくなってしまうからでしょう。

話を電源に戻すと、ACをいったん直流にしてバッテリーに充電し、同時にバッテリーからインバータでACにする装置があります、要するに常時稼働型のUPSです。以前米国から輸入したことがありますが、ごく小規模のサーバ群(20台程度)を24時間駆動できるものが数百万円でした。
出力はかなりきれいな正弦波になっていましたし、負荷変動に対して1〜2波(16〜40msec)以下の遅延で追従しますからオーディオ電源としても十分でしょう。
価格の中でバッテリーが占める割合が大きいので電源波形の整形とインピーダンス低減が目的なら単品輸入でも100万円かからないでしょう。

これって商売になるかもしれませんね。

インバータに使用する半導体はモトローラに入れ替えると音が柔らかくなるとか、バッテリーはどこそこのメーカーが良いとか、コンセントを入れ替える(!)など付加価値でアフターマーケットでも稼げますね(笑)

投稿者 tickets : 13:55 | コメント (0)

JBLアンプ復活(続き)

まず通電しない状態で部品単体のチェックから始めました。テスターでトランス、ケミコン、ダイオードを調べていくとダイオードが一本ショートしているのを発見しました。エポキシモールドの比較的新しいタイプなのでオリジナルではなく交換されたものでしょう。電源回りには他に不審な部品はみあたらないので、これを交換しただけで通電テストに移りました。

いきなり通電するのは不安でしたが、このアンプは6種類の電源を使用していて狭い場所にこみあっています、しかも配線が折れやすい単線なので電源を切り離そうとすれば収拾がつかなくなりそうなので一発勝負をしました。
幸いヒューズは飛ばず、各部の電圧も正常な値を示しました。
スピーカ端子につないだ安物スピーカからも正常に音が出て、とりあえず修理は完了しました。もう少し修理を楽しめるか期待していたのですが、あっさりと終ってしまいました。
とはいえトランスもトランジスタも無事だったので一安心です。

しばらく通電した後でL-26を接続するとJBLらしい元気のある音でいい感じです。

現在のオーディオ機器は緻密で透明な音が主流ですが、この時代はアンプもスピーカも色づけがはっきりしています。JBLは元気で前に出てくる反面少し荒っぽさがあるので音源によっては疲れる音になります。
どちらが良いのかは人それぞれでしょうが、私にとっては昔あこがれた音なので満足しています。
なおこのシステムは現代の広帯域でアタックの立ち上がりの鋭い録音の再生には向いていません。

これからの課題は電源投入時のポップノイズの原因を探すことと、一部変な色で塗られているパネルをオリジナルに近く戻すことです。一度完全にバラしてクリーニングする必要もあります。
楽しいオモチャを手に入れたのでゆっくり楽しみながらリストアしていくつもりです。

投稿者 tickets : 12:11 | コメント (0)

2005年10月06日

JBLアンプ到着

オークションで落札したJBLのアンプが到着しました。


まずは上蓋を開けて中をチェックします、このような年代物のアンプはいきなり電源を入れると何が起こるかわかりません。

[注釈 1] SE408Sというアンプはスピーカの中に組み込むタイプなのでケースに入っていません。しかし日本のユーザーの多くはこのアンプをケースに入れて通常のメインアンプとして使っていました。入手したものもこのようなケースがついていました。

目視検査OK、おもむろにACケーブルをつなぎます。

[注釈 2]
もちろんエナジャイザーには電源スイッチなどついていません。

パイロットランプがパッと点灯したかと思うと「チチッ」と音がして電源のケミコンのあたりから小さな白い煙がポワッと立ち上りパイロットランプが消えました。

[注釈 3]
もちろんエナジャイザーにはパイロットランプなどついていませんが、このケースには付けてありました。

…?

……えっ?

………何が起きたの?

まさか…壊れたんじゃ……ないよね?

はい、そのまさかでした。ヒューズがとんでいました、新しいヒューズを入れて試してもやはりとんでしまいます。

しかし今までの長い人生の中ではもっと絶望的な状況に巡り会ってきたのでパニクるようなことはありません。

[例 1] 朝10時から開始するネットワークサービスなのに3時現在大きなバグが残っている。
[例 2] マスクROMが納品されてチェックしたらバグを発見!!!
[例 3] 米国出張で飛行機が着いたら全然違う都市だった。

こんな経験をしているので状況を把握した後は冷静に対処できます(エヘン)
 ・最悪の事態はトランスのショート、その場合は修理不可能なので返品
 ・半導体がとんでいる場合はオリジナルは入手できないので残念だが別の石に入れ替える
 ・それ以外のパーツなら比較的簡単に入手できるので心配は無用。

という判断をして作業にとりかかりました。

(続く)

投稿者 tickets : 01:51 | コメント (0)

2005年10月03日

JBLのアンプ入手

オークションで昔のJBLのアンプを入手しました。

スピーカに内蔵させるタイプのメインアンプ(エナジャイザ)の SE-408S です。
まだ手元に届いていませんが、学生時代あこがれたものの高嶺の花だったアンプです。このアンプで当時私にも入手できたローエンドスピーカ(L26)を鳴らしたらどんな音がするのか、楽しみです。

Tサーキットと呼ばれる出力コンデンサを使わない先駆的な回路を採用した歴史に残る逸品です。以前この回路をコピーしたメインアンプを作ったので、聞き比べるのも楽しみです。

投稿者 tickets : 13:56 | コメント (0)

2005年10月02日

ATENZAに「工具と端子」のページ新設

「DC端子増設」にからんで端子の種類と工具の使い方のページを新設しました。

「圧着端子」についての誤解も多いようなのでその説明も加えました。

カー用品店で売られているギボシや平型端子はほとんどの場合圧着端子ではありません。かしめるだけの端子なので外気による表面の酸化に弱く、かしめ方が弱いと抜けてしまうおそれすらあります。かしめ端子を使った人が「圧着端子は信頼できない」と誤解するのはこのためです。
本来の圧着端子は半田付けよりも接触不良が少ない非常に優れた方式です。

私は今までかしめ端子を使う場合は線と端子を半田付けした後でラジオペンチを使ってツメを曲げて配線を固定して来ました。
今回はじめて電工ペンチで正しいかしめをしましたが、配線の物理的な固定は(正しく行えば)及第点と思います、ラジオペンチより楽ですし。
ただ外気による接触面の酸化についてはやはり無防備なので半田付けと併用するのがよさそうです。

本当の圧着端子は端子と配線を高い圧力で圧着して接触部分の一部を合金にしてしまいます。ここには外気が入ることができないので酸化のおそれはありません。物理的な強度も十分なものが得られます。

圧着工具がとんでもない安物でなければ、握っていって定められたところまで閉じなければ開かないようにロック機構がついています。このメカニズムにより自動的に正しい圧力が加えられて圧着不良が防がれます。この点から電工ペンチなどにおまけでついている圧着機能は使うべきではありません。

このようにして圧着端子は簡単に高信頼の接続ができるのですが、ギボシや平型の端子は入手が難しいのが難点です。エーモンのサイトを見ても穴あき端子と、線を付き合わせて接続するものしか掲載されていませんでした。
また端子と配線が正しい組み合わせでないと(細い線を使ったりすると)十分な圧着が行われないので接触不良の原因となります。

投稿者 tickets : 09:31 | コメント (0)

JBL L-26の復活とトラブル

JBLのブックシェルフ型スピーカL-26のウーファを修理して懐かしい音を楽しんでいます。

ところが片方のスピーカの出力が低くなるトラブルが発生しました。ツイータが原因のようなので左右のユニットを入れ替えると左右が逆転するのでユニットに問題が発生しているように見えました。ツイータの張替えは自分ではできないので頭をかかえました。

しかし念のためツイータとケーブルのコネクタ部分を徹底的にクリーニングしてみると直ってしまいました、ツイータ側の接点に頑固な酸化膜ができていたようです。
製造後数十年たつとこのあたりのクリーニングも必要なようです、ネットワーク部分もそのうちクリーニングしたほうがよさそうです。

なお、この時代のスピーカ内部の配線に使用されている線は今からみると信じられないほど細いものが使われています。スピーカターミナルも出始めたばかりのワンタッチコネクタで今の基準では心もとない作りです。
本来ならコネクタも配線も取替えるべきですが「当時はこれでいい音だったんだから」と自分に言い訳してそのまま使っています。当時のアンプのダンピングファクター(スピーカインピーダンス÷アンプの出力インピーダンス)は小さかったので今のアンプとは特性が違うんですけれどね。

今回の件でスピーカターミナルの接触不良が気になってきたので対処しようかと考えています。

投稿者 tickets : 08:52 | コメント (0)