« 2005年10月 | メイン | 2005年12月 »
2005年11月29日
木下恵介という映画監督
木下恵介監督の「陸軍」を見て泣いてしまいました。
始めのうちは笠智衆がタイプではない堅物の軍人上がりを演じていることを面白がって見ていました。紋切り型に表現される当時の考え方もむしろ新鮮でした。
しかし母親が息子の出征の列を追いかける有名なラストシーンで鳥肌が立ちました。これは今の視点で見ても反戦映画です。
戦意高揚映画でこれだけのことをやってのけた木下恵介という監督に畏怖の念をいだきました。
時代の風に流されるのは簡単です。
1960〜70年代には左翼をきどって反体制の波に乗るのは一つの流行でした。被差別部落の女の子がクラスにいたというだけで頭の中で彼女との悲恋を作り上げて、当時はやったフォークソングの世界にひたってしまう世代です(←実話)
現在はサヨチャンはださいと切り捨てて、なんとなくウヨっぽい言動をすることが気分のようです。人を殴ったこともないくせにアニメで戦争を知った気になってしまうお気楽世代です(←これも実話)
どちらも、楽な生き方を選んだ似た者同士です。
木下恵介の矜持がすばらしく見える今という時代、新しい戦前が始まっているようです。
投稿者 tickets : 18:44 | コメント (0)
2005年11月28日
テープでバックアップ
バックアップ用のテープドライブを入手しました。
DATテープのデータ用DDS4を6巻入れて自動的に交換するオートチェンジャー(オートローダー)です、ジャンク品を入手しました。HPのサイトからドライバやツールをダウンロードしてなんとか使えるようになりましたが、何かとやっかいな点があります。
1.ファームウェアのアップデイトができません。HP製とはいえOEM製品なので「該当しません」とはねられてしまいます。OEM先のサイトからはファームウェアのダウンロードはできません。
2.Windows XPで使用するとRemovable Storageというサービスを停止しないとうまく動作しません。このサービスは停止したままにはできないので、やっかいでもその都度停止させなければなりません。
3.Windows XPのバックアップ機能を使用していますが、このドライブだとなぜかテープ消去ができないので別途HPのツールで消去しなければなりません。
あれこれと苦労した結果、手間はかかっても使えるようになりましたが根本的な問題があります。
テープ一本の容量は20GBなので6本で120GB、PCのバックアップには微妙なところです(圧縮すれば最大2倍になることになっていますが、実際は最大で1.2倍程度にしかなりません)。
OSとアプリケーションだけならともかく、データも含めたフルバックアップとなるととても足りません。しかも数十GBのバックアップに数時間かかるので一晩かけてのバックアップになります。
DOS〜Windows95の時代は120MBや250MBのテープに一晩かけてバックアップしていましたが、当時はそれでフルバックアップできていました。
現在では小規模システムでは高速、大容量のリムーバブルHDDやネット上のHDDへのバックアップが主流になっています。一本あたり100GB以上の容量のテープもありますが、テープ一本でPC一台買えてしまう値段です。
しかし実用を離れればメカがジーコジーコと動いてテープを入れ替えるシステムは見ているだけでも楽しいので、しばらく遊ぶつもりです。一昔前のテレビドラマでコンピュータといえばテープリールが回っていたようなものです (笑)
投稿者 tickets : 20:47 | コメント (0)
2005年11月17日
みのもんた?!
今年の紅白の白組司会はみのもんた、いえいえ御法川さんだそうです。
実はこの方私の大学時代のサークル(放送研究会)の大先輩です。お会いしてうっかり「みのさん」なんて言おうものなら本名で呼べと怒られるそうです。幸い私はお会いする機会に恵まれていないので、おしかりを受けたことはありませんが。
この大学で他に有名な卒業生というとすぐに思い浮かぶのが長嶋茂雄さんとか、長嶋一茂さんとか・・・人材に恵まれない学校です orz
しかし、みのもんたなんか担ぎ出して視聴率が上がると思ってるんですね、NHKは。人の不幸大好きオバハン達なら喜ぶでしょうが、そういう層はもともと紅白視聴率は高いから押し上げ効果は少ないんじゃないでしょうか。
どうせなら秋葉系一色にして、中谷美紀や伊東美咲を司会にして、メイドさん300人の大応援団なんていいんじゃないでしょうか?得点を数えるときは日本野鳥の会(古い)ではなくてメイドさん達が客席を回ってご主人様にご奉仕とか。
そこまでやれば某2ちゃんねるが祭りになって視聴率をぐんぐん押し上げてくれる・・・なんていうのはどうでしょう
楽天とTBSなんて目じゃないくらいの放送とネットの融合になると思うんですがね。
投稿者 tickets : 19:55 | コメント (0)
2005年11月16日
Amzon.co.jpのマーケットプレイス
Amazon.co.jpでよく買い物をします。
1,500円以上の買い物なら送料無料になるので、本屋やCDショップに行くのと同様に気軽にショッピングできます。DVDの新作などは予約を入れておけば値引き価格でほぼ当日に配送されるので便利です。
このAmazonにマーケットプレイスという販売形態があります。委託販売のようなもので売り主はAmazonではなく業者、個人です。受注、決済はAmazonが代行しますが、商品発送やクレーム処理は売り主が行います。
今回初めてマーケットプレイスで購入したところ、いきなりトラブルに遭ってしまいました。売り主はdvdXXXXXjpという会社です。CDが安く、評価も6,000以上だったので注文しましたが、注文後2週間経っても商品が届きません。問い合わせメイルにも何も返事がありません。
おかしいと思い評価の中身を見て愕然としました。「良い」は70%以下しかなく、「商品が届かない」、「問い合わせに返事をしない」、「一ヶ月経ってようやく商品が届いた」、「届いた品物が破損していた」などなど恨み辛みがずらっと並んでいました。「一ヶ月経って一方的に売り主からキャンセルされた」というひどいものも目立ちました。
評価をながめてみると、すぐに届いた(それでも10日もかかっているのですが)との評価も結構あります。どうやら注文をとりまくって、ある商品の本数がたまったところでまとめて発注して安い価格で仕入れているような気配があります。注文がまとまらないと放置し、利益が出る価格で仕入れる見込みがなくなると一方的にキャンセルするのでしょう。
代金はAmazon経由で注文時に受け取っていますから、その間は他の商品の仕入れ代金に流用できるわけです。
オークションで購入するときには出品者の評価を細かく分析しているのですが、Amazonが業務の一部を代行しているということで安心してしまい失敗しました。
これからはオークション並に最新の注意をはらうようにします。
投稿者 tickets : 10:19 | コメント (0)
2005年11月15日
ネットワークプリント(修正)
(誤)VirusBasterを2004から2005に
(正)VirusBusterを2005から2006に
投稿者 tickets : 09:36 | コメント (0)
ネットワークプリンタ
ネットワークプリンタの調子が悪く、復活に時間がかかってしまいました。
私が使用しているプリントサーバは次のように変遷してきました。
1.パラレルポート直差しタイプ(PC側に専用ソフトのインストールが必要)
2.同上、ただし100BaseT
3.小型PCをプリントサーバとして使用(常時稼働なので夏暑い)
4.玄人志向の玄箱をプリントサーバに使用(印刷速度が遅く、よくハングする)
現在はCoregaのUSBプリントサーバを使用していますが次のような利点があります。
・印字が早い(USB1.1対応ですが、それでも十分な速度が出ます)
・双方向通信に対応していてインク残量がチェックできる
・1台のプリントサーバで複数プリンタを管理できる
デメリットは各PCに専用ソフトをインストールしなければならない点ですが、以前の同種のソフトに比べて使い勝手がよいのであまり負担になりません。
まだ導入されて日が浅いタイプなのでドライバ類の安定性に不安がありましたが、大きな問題は出ませんでした。
ところがVirusBusterを2004から2005にアップデイトしたところ、急に動作が不安定になってプリンタが接続できなくなってしまいました。ファイアウォールを切っても改善されません。
いろいろ試した結果プリンタドライバを削除して再インストール、再設定してようやく元に戻りました。
いきなり動かなくなったのではなく、徐々におかしくなっていったので状況把握に時間がかかりました。最初はうまく動いたので他のPCもどんどんアップデイトしてしまい、それが次々におかしくなっていったので一時はかなりあせりました。
これで安定してくれることをいのっています。
投稿者 tickets : 00:10 | コメント (0)
2005年11月05日
プリント基板の製作
同軸デジタル→光デジタル変換器のプリント基板を起こしました。
先回は1台だけなのでユニバーサル基板を使ったワンオフの製作でした。その後他の方にも実装することになり、また私も手元に1台欲しいのでプリント基板を作成しました。
サンハヤトの感光基板を使っての自作です。以前は少量の基板を格安で作ってくれる大越電機という会社があったのですが、残念なことに今はやっていないようです。
パターンはフリーウェアのPCBEを使用させてもらいました。最小限の機能しかないため手書き感覚で使うにはかえって楽です。
ここから先はサンハヤト製品のオンパレードです。
できあがったパターンをサンハヤトの専用用紙に印刷して感光基板にのせ、やはりサンハヤトの焼き付け用クランプにはさんで露光しました。ホビー用、少量の試作はサンハヤト製品ですべてまかなえます。
露光には秋葉で買ってきた10Wのケミカルランプという蛍光灯を使っています。5cmほどの距離から10分間露光しました。最近の感光基板は質が良いので露光時間は適当でも大丈夫です。
ここから先の現像、エッチング、仕上げのフラックスは、またサンハヤトのお世話になりました。
ドリルで穴を開けていると毎日のように電子工作をしていた高校の頃を思い出しました。
パターンは生基板に油性サインペンで手書きし、塩化第二鉄の試薬を買ってエッチング液を作っていました。何度も使って底に赤さびのようなものが沈殿しても暖めてしつこく使いましたが、最後には洗面所で大量の水と一緒に流していました、廃棄物処理法の適用など考えられもしなかった大昔のことです。
勉強もせず、時には一日食事もしないで没頭していましたが、そこで培った感覚と知識はなぜかコンピュータの世界でも役立ちました。今ではプリント基板など数年に一回しか作りませんが、始めると夢中になってしまうのは変わっていません。
基板作成までは手間がかかりますが、できあがってしまうとあとは簡単です。長いブランクのせいで勘が戻らず、部品配置が美しくないなどの不満もありますが無事動作しました。
サイトには製作の詳細とパターン図を掲載する予定です。
投稿者 tickets : 09:13 | コメント (0)
2005年11月03日
楽天に対するTBS社長の弁
この事件で日本のマスコミはまたしても底の浅さを露呈しました。
楽天からの申し入れに対して「勝手に株を買った人にあれこれ言われても一々回答する必要はない」との趣旨の発言がTVで流れていました。
この人本当に株式公開の意味がわかっているんでしょうか?
会社運営の資金を集めるために株式を公開すれば、その株は市場で自由に売り買いされます。買い占め等に対抗するなら、法の範囲で措置をとるのが経営者の責任です。
この社長さん、やけに強気なので財界などからある程度の支持を取り付けているとは思いますが、財界全体では閉鎖的な会社運営は日本経済の発展に悪影響を与えると判断しているようです。
「勝手に株を公開した」のはTBSです、その株を合法的に取得した人、法人にあれこれ注文を付けるのは傲慢以外の何者でもありません。
バイクの「売ります」で「愛着があるバイクです、大切に乗ってくれる方にお譲りします」という文をよく見ますが、それほど愛着があるのなら登録抹消して保存しておけばよいのです。金が欲しくて売り飛ばそうとしているバイクに影響力を残そうとする心根が私はきらいです。
面接して売る相手を決めたという話も聞きませんし(笑)
TBSも他人から口を出されたくないなら上場廃止すればよいのです。他人に金を出してもらいながら、金は出しても口は出すなと公言するのがマスコミ大手の社長とは・・・
投稿者 tickets : 09:32 | コメント (0)
2005年11月02日
Livedoor Wireless使い物になりません
PSPで無線LANも使えるようになったので外でつないでみようと思いました。
登録しただけだったLivedoor Wirelessを試そうと思ったのですが、アクセスポイントが少なすぎて使い物になりません。本サービスの開始時期も当初の10月から11月に、そして今は12月になっていますが、この状態で有償サービスにしたらユーザーの反乱が起きてしまいます。
品川という無線LANのメッカでも駅から離れたところにあるだけで、そこまで歩いていってテストする気になどなりません。渋谷でも同様です。秋葉原など地図にすら載っていません。
地図といえばLivedoorのサイトで調べられるアクセスポイント情報は住所だけです。サービスエリアのページの図で品川区をクリックするとアクセスポイントの住所のリストが開きます、その住所をクリックするとLivedoorMapが開いて、アクセスポイントが十字で示されます。
問題は、地図で示されるのがそのアクセスポイント一カ所だけだということです。近くにあるアクセスポイントは表示されません。
無線LANを使いたいときにその地点の住所など知らないのが普通です、渋谷センター街の入り口の住所を知っている人が何人いるのでしょうか?他の場所でも「表参道キディランドの前」とか「子供の城あたり」と考えます。
渋谷駅を中心にして、周辺にあるアクセスポイントが地図にプロットされるのが普通に期待される機能です。
このような方法をとらないのは、Livedoor Wirelessが使い物にならないことを隠すためでしょう。たとえば23区の地図にプロットすればごく限られた地域でしか使えないことが一目瞭然です。さらに、サービスしている駅の周辺地図を出してみれば、駅から離れたところにしかないことがばれてしまいます。
無線LANを使うシチュエーションを考えてみれば
・駅に着いてそこから目的地までの地図を調べる
・待ち合わせ確認のためのメイル
・喫茶店でお仕事や情報チェック
など、駅という場所は最も重要です。人が多ければ無線LANのニーズも高いという点からも駅は最重要地点の一つです。
駅周辺にアクセスポイントを設置することができなかったLivedoor Wirelessは現時点では負け組です。
525円/月という衝撃的な価格と都心をカバーするというふれこみで株価に貢献したあとはお茶をにごして消してしまうのでしょうか?典型的なLivedoor商法ですね。
安価な公衆無線LANへの道は遠いようです。
投稿者 tickets : 10:04 | コメント (0)
東芝HDDレコーダRD-XS46近況(続き)
ドライブ交換、ファームウェアアップデイト後、安物DVD-Rで書き込みテストをしてみました。
SuperXの10枚200〜300円で買ってきたメディアに書き込んでみました。4倍速メディアですがずいぶん時間がかかったので1〜2倍速で書き込まれたようです。
時間はかかったものの正常に終了したのでPlextor ToolでPI/POエラーをチェックしてみると、驚くほど良い結果です。太陽誘電に比べれば多いものの全く問題ないレベルです、外周部でのエラー増加も特に気になるほどのものではありません。
このメディアはPCで書き込んでもエラーが多いのに、それより良い結果でした。
あまりに良い結果なのでテストしたPlextorのドライブが壊れているのではないかと疑ったほどです。
このような結果が出たからといって SuperX のメディアを使うことはありませんが、RD-XS46が改良されたことはうれしい限りです。