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2005年10月10日

JBLアンプ復活(続き)

まず通電しない状態で部品単体のチェックから始めました。テスターでトランス、ケミコン、ダイオードを調べていくとダイオードが一本ショートしているのを発見しました。エポキシモールドの比較的新しいタイプなのでオリジナルではなく交換されたものでしょう。電源回りには他に不審な部品はみあたらないので、これを交換しただけで通電テストに移りました。

いきなり通電するのは不安でしたが、このアンプは6種類の電源を使用していて狭い場所にこみあっています、しかも配線が折れやすい単線なので電源を切り離そうとすれば収拾がつかなくなりそうなので一発勝負をしました。
幸いヒューズは飛ばず、各部の電圧も正常な値を示しました。
スピーカ端子につないだ安物スピーカからも正常に音が出て、とりあえず修理は完了しました。もう少し修理を楽しめるか期待していたのですが、あっさりと終ってしまいました。
とはいえトランスもトランジスタも無事だったので一安心です。

しばらく通電した後でL-26を接続するとJBLらしい元気のある音でいい感じです。

現在のオーディオ機器は緻密で透明な音が主流ですが、この時代はアンプもスピーカも色づけがはっきりしています。JBLは元気で前に出てくる反面少し荒っぽさがあるので音源によっては疲れる音になります。
どちらが良いのかは人それぞれでしょうが、私にとっては昔あこがれた音なので満足しています。
なおこのシステムは現代の広帯域でアタックの立ち上がりの鋭い録音の再生には向いていません。

これからの課題は電源投入時のポップノイズの原因を探すことと、一部変な色で塗られているパネルをオリジナルに近く戻すことです。一度完全にバラしてクリーニングする必要もあります。
楽しいオモチャを手に入れたのでゆっくり楽しみながらリストアしていくつもりです。

投稿者 tickets : 2005年10月10日 12:11

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