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2008年01月06日
【WindowsHomeServer】4:キューブ型ケースに入れ替えました
WindowsHomeServer(WHS)がとても便利で実用的とわかったので、小型の筐体に入れてそれらしい雰囲気にすることにしました。ついでにメモリー増設など気になっていた点を改善しました。
【筐体】
マザーボードがMicroATXですから小型筐体はいろいろ売られているのですが、HDDが3台入るものとなると一気に数が減ります。24時間稼働ですからあまり小さくて排熱に難があるのも困ります。といってサイズに余裕がありすぎてミニタワーとあまり変わらないのでは意味がありません。
いろいろ調べた結果Antecの少し大きめのキューブ筐体(NSK1380)にしました。HDD3台のマウントがあり、電源も80Plus規格をクリアしています。デザインもキューブ型の中ではおとなしいもので許容範囲内でした。
年末に14,800円で購入しましたが新年特価で9,800円で売っている店がありました・・・
従来はタワー型やブック型筐体を使用してきたのでキューブ筐体がこれほど扱いにくいものとは知りませんでした。
・HDDのアクセスランプが無い
必要ない人がいるのでしょうか?
私は必要なのでフロントパネルに穴を開けて増設しました。
・スペースがなく実装がやっかい
PC組み立て歴は長い私ですがとにかくケーブルの取り回しに苦労しました。
CPUファンを交換したときはズボラをしてケーブルをつけたまま作業をした結果
HDDのSATAコネクタを折ってしまいました。
【メモリー増設】
使用したPCのメモリーは512MB×2だと思いこんでいましたが、実は512MB+256MBでした、そこで256MBを1GBに取り替えて1.5GBにしました。旧型になったDDRメモリーは現行品のDDR2に比べてとても割高になってしまいましたが1GBを6,000円弱で入手して一気に容量を倍増しました。重いデータベースを走らせるわけではないので、これで十分でしょう。
【CPUファンの交換】
ミニタワーに入れていた時は気にならなかったintel純正ファンですが、キューブ型のケースに入れ替えたところ結構うるさく感じるようになりサードパーティ製品に交換しました。
Cooler Master の Cyprum がネットで評判が良い上に純正品とほとんど高さが変わらず狭い筐体にも入るので購入しました、3,300円ほどでした。
ファンの回転数はどちらも2700rpm程度ですが格段に静かになりました。
以上でハードウェア面で気になっていた点は解消しました。
投稿者 tickets : 18:14 | コメント (1)
2008年01月01日
【Windows Home Server】3:自動バックアップ機能
私にとって Winodws Home Server(WHS) の最大の魅力は自動バックアップ機能です。
【定期的なバックアップ】
WHSではネット上のクライアントPCのすべてのファイルを定期的にWHSにバックアップすることができます。バックアップ中でもクライアントPCは使用することができます、開始時点のスナップショットを取っているようです。
【OSも含んだバックアップ】
上記で「すべてのファイル」という意味はOSを含んでいますから、クライアントPCがクラッシュした場合でもWHS付属の復旧用CDでブートしてOSや設定を含む全てが回復できます。
【複数PCを小容量でバックアップ】
従来のバックアップソフトでもOSを含んだバックアップがとれるものがありますが、複数のPCのバックアップではそれぞれを足した容量が必要になり、コストを考えると躊躇してしまいます。
ところがWHSではここが非常にうまくできていて複数のPCも小さな容量でバックアップできるようになっています。
WHSではそれぞれのクライアントPCにあるファイルで同じものは重複してバックアップされず、一つだけが保存され、複数のPCで共有されます。
これは特にOSやビジネスアプリケーションのようなサイズの大きなソフトウェアで威力を発揮します。複数のPCが同じOSやビジネスアプリケーションを使用し、同じようにアップデイトしていればこのようなファイルが殆どを占めるので2台目のPCをバックアップしても追加で(差分)保存されるファイルのサイズは非常に小さくなるためです。
実際に6台のPCをバックアップしましたが、1台目のバックアップ容量と6台分の容量を比較しても6倍どころか2倍にもなりませんでした※。もちろんOSのバージョンが異なったり違うアプリケーションが多かったりするなど状況によって変わりますが、意外なほどに小さくなるのは事実です。
※ 1台目がデータを含めて大きなサイズなので、2台目の増分が薄められていることもありますが、3台目以降でもその都度の増加はわずかでした。
データに関しても同じMP3ファイルなどは共用されるとのことですが、OSやアプリケーションと比べて共用される可能性が低いのでこれほどの圧縮は期待できないでしょう。なお、なにをもって「同じ」と判断するのか興味があるところですが、そのロジックは公開されていないようです。
【バックアップされる条件】
自動バックアップされるクライアントPCは電源がOFFになっていてはいけません、つまり電源ON、サスペンド、休止のいずれかの状態でなければなりません。
自動バックアップの時間帯に入るとクライアントPCは自分で電源ONの状態になり、WHSからの指示で順次バックアップを行います。バックアップは一台ずつ行われるのでその間他のPCは待ちの状態になります。
WakeOnLAN機能を使用してWHSから電源をONにする機能があるかと思ったのですが、それは実装されていませんでした、セキュリティ面でのリスクを避けたのかもしれません。
休止状態からのバックアップが終了したら、また休止状態に戻って欲しいのですが私のクライアントPCでは全てそのようにならずONの状態のままです。関連サイトでは休止に戻ると書いてあるところもあるので私の設定にミスがあるのかもしれません。
この点は早く解決したいところです。