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脚の製作

脚の製作にはいくつかのポイントがあります。

重量を支えるので頑丈な構造とする

下部の足には駆動用のモーターと車輪が取り付けられる

複雑な形状をしているので再現には細心の注意が必要

パーツ類は航空機に使用されているものをイメージしてリアルな雰囲気を出す

1.構造

2D2製作記

 
Leg  

足のベースになる部分です。厚さ48mmとして24mmの集成材を2枚貼り合わせて使用しましたがより正確な原図では40mmとなっていました。作り直すのも大変なのでこのままでいきます。

Leg  

肩の張り出し部分です。この部分は厚さ18mmです。

Foot  

脚の裏です。20mmの板でいったん作りましたが、新しい原図では24mmになっているので作り直しました。あまり手間のかかる作業でもなくタイヤの出っ張り具合も考慮しての処置です。

Shaft  

両足の軸です。アマチュア無線のアンテナ設置の基台でパイプ径が38mmのものを使用しました。奥のプレートで脚に固定します。

左右の軸は胴体の中でジョイントで接続しますが、長さを合わせるためにディスクグラインダでカットしました、派手に火花(=鉄粉)が飛び散るのでゴーグルは必須でした。

Leg  

軸を固定する脚の部分です。中央のパイプが通る穴はホールソーで開けましたが板厚があるので両面から作業しなければなりませんでした。

ナットは普通のものでは飛びだして貼り合わせのじゃまになるのでルータで彫った溝に爪付きナットを打ち込みました。板の上に載せてあるものが爪付きナットです。

lEG  

爪付きナットを全て打ち込んだ状態です。プレートの穴が8mmなのでボルトも8mmのものを使用してガタが出ないようにします。8mmのステンレスボルト4本でがっちり締め上げたので緩むこともなく強度も十分です。

Legs  

脚に軸を取り付けた状態です。プレート側はプレートとボルトが飛び出しますが、この部分はかぶせる側の板を彫って収めます。

Legs  

こんな具合に貼り合わせます。木工ボンドだけでも十分な強度は出ると思うのですが、念のため木ねじ数本を使用するつもりです。木ねじを使用すると埋木して仕上げる手間がかかりますが、きれいに仕上げるためには欠かせない作業です。

Leg  

駆動用モーターの配線を通す溝をトリマーで彫りました。こんな時トリマーは本当に役に立ちます。

Legs  

パイプ側にも配線用の穴を開け、パイプの中を通します。

LegJoint  

二本の軸はジョイント金具でこのように接続します。軸は若干短めに切って隙間ができるようにしてあり、そこから配線を引き出します。

Leg  

ボディに仮組みしてみました。ここまでのステップで大きなミスは生じていないようです。

   

 

   

 

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2.ディテイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

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3.パーツ

 

 

 

3.1:Lubrication Fittibngs

 

肩の部分にある小さな正方形の中にあるパーツです。オイルの注入等に使用されるもののようですが、正確な形状がつかみにくいパーツです

 
Lubrication
 

数少ない肩の部分を正面から撮影したものです。小さな写真を引き伸ばしているのでぼやけています。

 
Shoulder
 

Blue Prints ではこのように表示されています。フィギュアの造形もこれに沿ったものになっています。Lubrication Fittings なのでバイクの給油口のようにフリンジの外周があり、その中央に蓋があり、蓋の中央に突起物があるようです。また外周部は上にある2本のボルトで本体に固定されています。

Star Wars Blueprints (豪華版)の図面では上下が異なるようになっていますが、実際に製作されたものは上の写真でもわかるように二つとも同じものになっています。

 
Lubrication
 

作成に使用した素材です。カーテンレールなどのパイプを固定する金具2種類です。

  Lubrication  

上の写真の左のパーツの足をディスクグラインダーで切り落とし、やすりで整えてキャップ状にします。削り落とした部分はメッキが無いのでさびるおそれがあるので装着時には下にして目立たないようにします。また中央につまみを取り付ける3.2φの穴を開けてあります。

 
Lubrication
 

これがLubrication Fitting アッセンブリーです。中央のつまみは最初は袋ナットを使用したのですが、ローレットネジの方がそれらしいので変更しました。このキャップはエポキシパテで固定しています。ツマミのネジが中に出ていてアンカーとなっています。

フリンジ取り付け穴は本物では2カ所ですが、このパーツでは3カ所あるのでできれば下の一カ所をふさぎたいのですが、うまくクロームメッキの再現ができるかわかりません。ヘキサボルトを固定ネジに使用して精密感を演出しています。

       
        3.2 肩のパイプパーツ  

肩のLubrication Fitteings の反対側にあるパイプあるいはシリンダー状のパーツです。Blue Prints には名称が記載されていません。

 

Shoulder

 

構造は中央の軸に径の異なるパイプをかぶせているようです。全体は銀色なので一部にクロームメッキやアルミのパイプを使用すれば精密感とリアリティが増すと思われます。この図面と映画は一致していますが、Star Wars Blueprints (豪華版)ではパイプの横にさらに配線などがありました。しかしスペース面と映画を元にする考えから、この図面に沿って作ることにしました。

全体を塗装してから取り付けるので固定ネジが表に出ないような工夫が必要です。

 
 

こちらがStar Wars Blueprints (豪華版)の肩の部分です。処理してもくっきりとできず見づらいのですが、左にあるパイプ部分がかなり複雑な形状になっています。右の Lubrication Fitteings も上下で異なる形状です。

       

 

 

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