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2007年11月05日

Windows Home Server 面白そうです

「意外に売れた」と話題になった Windows Home Server を購入しました。

初めて知ったときは単なるWindows Server 2003のサブセット版と思い、そんなもの家庭向けに売り込むとは何を考えているのかと不思議に思いました。

しかし発売後の紹介記事を読むと単なるファイルバックアップではなくクライアントPCのOSを含めたバックアップができることがわかり、俄然興味がわいてきました。

PCのフルバックアップは手間がかかるのでつい手を抜いてしまいがちです。先延ばしにしていると後悔する目にあうのがわかっていてもなかなかルーチンワークにはできません。バックアップ先も実用的にはNASになるのでコストと信頼性に問題があります。

ところがWindows Home ServerではOSまで含めたバックアップを定期的に(差分のようです)取れるだけではなく、複数のコンピュータが使用している共通のDLLは重複せずに一つだけバックアップします。これによりディスク容量が大幅に減ります、Windowsを作ったMicrosoftならではの小技が効いています。
技術的な説明はないのですが、バックアップデータのサイズもコンパクトになると書いてあります。

信頼性の面ではRAIDではなく、MS独自のデータの二重化を行っているようです。また複数のHDDを20GBのOS部分とそれ以外のDATAの二つのボリュームとして扱うので、HDDを増設しても容量が増えるだけで、あれこれ考える必要がありません。
ただ、これらは魅力的であると同時に危険な領域です。フィールドでの実績がないだけに問題が出ればデータがとんでしまい回復不能となりかねません。複数のHDDを使用することを推奨していますがどのような組み合わせが良いのか情報も不足しています。

しかし不安はあるものの、ひさびさのMicrosoftらしい(あるいはMicrosftらしからぬ)面白い製品なので、積極的に使って信頼性を試してみたいと思います。
Microsoftには陰でLinuxつぶしを図るのではなく、これからもこのような魅力的な製品で勝負して欲しいと願っています。

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