IBM WorkPad c3 40J
IBM WorkPad c3 50J
Palm Vx
タッチパッドの較正(WorkPad c3 と Vx には必須) OSの英語化 アプリケーションのファームウェア化 車内でクレードルを使用する インバータ無しで充電 イグニッションとの連動(工事中)
WorkPadc3 と PalmVx に共通のトラブルに、ソフトウェアをインストールしてリセットするとデジタイザが狂って、画面の正しい場所をクリックできなくなるというものがあります。 私の手元にある3台の WorkPad c3 は全てこの問題が発生します。
英語版OSにしたら直るかと思ってやってみましたが症状に変化はありませんでした。この問題は ResetRunDigi というフリーウェアをインストールすれば解決できます。詳細はリンク先をご覧ください。
WorkPad c3 40J/50J や日本語版の Palm Vx に英語版の Palm OS をインストールすると、ファームウェア内の日本語環境が削除されて、より大きなアプリケーションをファームウェア化できます。このOSは上記4機種のみに対応していて、他機種では使用できません。
うっかり英語化すると日本語版に戻る手立てがなくなります。また、危険度も高いので上級者以外はお勧めしません。
Palm OS 3.5 / Palm Vx はこちらのPalmOS3.5ダウンロードからダウンロードできます。
なお、現在の日本語OSをセーブするには開発環境(PalmOS Emulator)を使用します。
Palm 用のアプリケーション(PalmWare)をインストールすると RAM エリアにロードされます。このためハードリセットすると消えてしまうので再度 PC に接続してインストールしなければなりません。
しかし JackFlash を使用すると、アプリケーションをファームウェア(ROM)に移動することができます。これなら電池切れやハードリセット後でも再インストールせずにアプリケーションを使えます。$19.95の価値はあるお勧めソフトです。
私は ResetRunDigi と ODBScan を ROM にインストールして、CANScan 専用機として使用していますが快適です。
クレードルをダッシュボードに取り付けると見やすく、メーター感覚で使用できます。
しかし CANScan 付属のケーブルとクレードルでは使用されているコネクタと配線が違っている のでそのままではアダプタに接続できません。配線が違っているので単なるオス-メス変換のコネクタは使用できません。
コネクタタイプ ケーブルタイプ
これを接続するためにはヌルモデム、あるいはクロスケーブルと呼ばれる両端がDB-9オスのケーブル(コネクタタイプもあります)を用意します。モデム全盛時代には各種のヌルモデムが売られていたのですが、現在は秋葉を探し回ってもケーブル長1.8mのものしか発見できませんでした。価格は350〜450円程度です。
クレードルを使用すると、充電しながら使用できるというメリットがあります。AC100Vを出力するインバータを使用すれば Palm 付属のACアダプタがそのまま使用できます。
上記のようにクレードルを使用すると充電できますが、そのためだけにインバータを用意するのがスマートではないという場合は、シガーライターソケットから Palm に充電するケーブルが使用できます。
この場合クレードルから取り外して充電するので、その間は使用できなくなります。ACアダプタのコネクタは特殊なもので入手できないので、ACアダプタをつぶしてコネクタを流用すればクレードル使用中にシガーライターからの給電/充電ができます。
CANコネクタに出ている+13.8Vは常時給電のため、イグニッションを切ってもアダプタには電流が流れ続けます。バッテリーあがりを避けるためにはイグニッションを切るときはアダプタ を取り外す必要があります。
これではメーター代わりに取り付けたままにするには不便なのでアクセサリー電源から給電する改造を予定しています。回路的には簡単なのですがきれいに実装するのは意外とやっかいです。