新型HU(ヘッドユニット)の改造

MAZ/PC-ALP を認識しないHU

2004年から出荷された Atenza の HU は MAZ/PC-ALP を接続しても認識しませんでしたが、しぐれさんがHUの回路をトレースしてこの問題の原因と解決方法を発見 しました。

認識されない原因は下の回路図のように外部機器をコントロールする信号のBus+が外部に出ていないためです。2003年までに出荷のHUではL716に0Ωのチップ抵抗がついていましたが、2004年の出荷のHUでは取り外されています(一部例外あり)そこで、L716をジャンパー線や0Ω抵抗でショートさせれば従来どおりBus+信号がコネクタに出てきます。

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概要

作業する部分の回路の概念図です。

(写真提供 しぐれさん)

しぐれさんが公表されたこの写真で多くの方が救われました。

   注  意
この改造を行うと HU の保証は無効になります。細かい部分の半田付けが必要ですから経験のある方以外は行わないでください。当サイトのオーナーを含め誰も作業の結果についての責任を負いかねます、全て自己責任で行ってください。Mazda がL716を取り外した理由は不明です、この改造により将来問題が発生する可能性もあります。

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改造前のテスト

改造作業が必要ないHUもあります、まず下記の方法でテストして改造が必要か確認してください。

a. MAZ/PC-ALP を HU に接続します
b. HU の電源を入れます
c. CDを再生します
d. もう一度 CD ボタンを押します

これで下のように表示が変われば改造は必要ありません

 

 表示が変わらずCDの再生が続くようであれば以下の改造作業が必要です

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改造作業

1.HU の取り出し

センターコンソールを外し、HU を取り出します。

2.HU の蓋を開けます

 

(写真提供 チャチャ次郎さん)
クリックすると改造ポイントのエリアを表示します。

3.改造ポイントを探します

 

(写真提供 チャチャ次郎さん)
クリックすると改造ポイントを表示します。

4.ジャンパー配線する

(写真提供 チャチャ次郎さん)
L716にチップ抵抗を実装した状態

改造ポイントを確認したら、ビニールより線の中の細い線を一本だけ取り出してL716の二つのパッド に半田付けします。
5〜6cmの線の先2〜3mmをL字型に曲げて半田付けすると容易になります。
線は半田がのりやすいように半田で薄くメッキしておきます(呼びハンダ)

半田ゴテは20W程度の小型のものを使用します。
間違っても40W以上のものは使用しないでください。

0Ωのチップ抵抗を使用するのがベストですが、入手も大変ですし、半田付けも簡単ではありませんので、ジャンパ線をお勧めします。

くれぐれも他の部分をショートさせたり、加熱しすぎてパッドをはがしたりしないように注意してください。

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最終テスト

改造前のテストと同じテストを行います、下のように表示されれば完成です。

     

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