R2D2を移動させるための駆動部です。全体の重量は30kgに達すると思いますので片足には15kgの荷重がかかります。これを支えた上で車輪を回転させるのはかなりつらい作業になるので、車輪は大型のキャスターを使用しました。これをワイパーモーターの軸にはめたゴムローラーで回転させるのですが、キャスター輪はゴム製の物がみつからずポリエチレン製なので十分な摩擦が得られるか心配です。
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足の駆動部の基台に部品を並べてみました。
脚がこの板の裏に取り付けられるので、その固定も考えると非常に苦しい配置になります。足の裏からタイヤが出っ張る量は少なくしたいのでこの板を足の裏から浮かせて固定します。構造的に複雑になるので全体の重量を支える脚の取り付け部分の強度を十分考慮しなければなりません。
モーターのギヤがかなり下にまで来ているので接地面からのクリアランスが小さくなっていますが、ラフロードでの走行は無いものとして眼をつぶっています。 |
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使用したワイパーモーターです、ワイパー用のアームは取りはずします。 |
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軸は8mmφのボルトになっているのでこれを利用します。 |
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左は六角の長ナット、右は中心に穴の開いているゴムの丸棒です。どちらもホームセンターで入手した物で、これでローラーを作成します。 |
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モーター軸にゴム棒を受けるワッシャとスプリングワッシャをはさみ長ナットをがっちり締め込みます。ここが緩むと動力の伝達ができないので思い切り締めこんであります。できれば溶接したいところですが、あまり使い道のない溶接用具を買い込むことまではしたくないのでワッシャの活躍に期待しています。最近はロック能力の高い菊ワッシャが見あたらないのでスプリングワッシャを使用しました。 |
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ゴムの中心の穴は小さく、伸びてしまうのでドリルでは広げることができませんでした。またあまり広げてしまうとゴム棒がスリップしてしまうので圧入するのが望ましく、8mmのボルトを長ナットにねじ込み、ワッシャとナットで無理矢理圧入しました。これは予想以上にうまくいき、簡単にゴム棒を奥まで圧入することができました。 |
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圧入されたゴム棒です。更にワッシャとボルトで蓋をします。 |
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モーターを固定する台を製作しました。モーター本体が58mmφなので60mmφのホールソーで穴を開けました。モーターは基台から15mm浮かせるのでそのように穴を開けカットしたものをモーターごとに4枚作成しました。
この作業中にホールソーが空回りするようになり、調べてみると軸への止めネジが赤いプラスチック部分にタップを立てているだけのため、プラスチックにひびが入っていました。ずいぶん長く使っていたのですが、こんなチャチな作り方で今までよくもったものだと驚きました。 |
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カットしたモーター台を4枚重ねてボンドで接着しました。木ネジで固定するつもりでしたが、パイン材がもろいためボンドのみとしました。はがれる方向には力が加わらないので問題は起きないと思います。また基台には木ネジ4本とボンドで固定するため下穴を開けました。写真は下穴を開ける前の状態です。 |
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基台にモーター以外の主要パーツを取り付けました。左端にある木ねじはモーターの位置を決めるための支えです。モーターの受け台には木ネジ4本とボンドを使用するつもりでしたが手頃な木ネジが工具箱になかったので釘とボンドで固定しました。釘を引き抜く方向には力が加わらないので横方向のずれ防止には十分でしょう。モーターに接する部分には滑り止めの薄いゴム板を貼ってあります。右端のホースベルトでモーター本体を固定します。このバンドが通る部分はトリマーで溝を掘ってあり面一になるようにしてあります。 |
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モーターを取り付けて完成したアッセンブリーです。基台は右端をカットすることでなんとか足に収まりそうです。ホースバンド一本だけで十分か不安もありましたがゴムローラーと車輪の位置の関係でホースバンドを支点に動いたとしても車輪に押し付ける方向か基台に押し付ける方向なのでがたつくことはありませんでした。
しかしモーターを回してみるとゴムローラーが若干偏芯しており、位置によってスリップしスムーズに回転しません。手で押し込んだくらいでは十分な圧がかからないので位置決め用のボルトを追加しました。ローラー軸が緩まないよう前進時にねじが締まる方向にするため前進時は右方向に動きます。またモーターの特性から左右対称ではなく両方とも同じものを作ります。
この部分にバッテリーも搭載する予定でしたがスペースがないのでバッテリーは胴体下部に収めることにしました。 |
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位置決め用のスクリューです。このような事態を想定していたので用意してあったステンレス製の丈夫なL金具を基台に取り付け、そこに5mmのボルトとナットを付けねじ込んでモーターを押し込み、適当な位置でダブルナットで固定しました。この仕組みでゴムローラーが車輪に十分な力で押しつけられスムーズに回転するようになりました。手で押さえてカーペットの上を走らせてみるとしっかり走行します。フローリングだと車輪がスリップするかもしれませんがその時は車輪を平らに削るかゴムシートを張り付けて対処する予定です。
しばらく試しているとモーターがホースバンドを支点にして若干外に逃げる傾向が出ました。圧が減ってスリップするほどではないのですが、経時変化で大きくなるのが心配なのでL金具か外板で外側から押さえるようにします。 |
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足の裏の板にモーター部分を取り付けるための下駄をはかせました。下駄はモーター部分には接着しますが、足の裏はメインテナンスを含めた作業性のためにボルトで固定してとりはずしできるようにします。下駄にはねじ込み型のナットを埋め込んであります。ここは重量で押し付けられる部分なのでズレを押さえるだけでよく強度は必要ありません。
左の金具は作業中にひびが入ってしまったため補強に入れたものです。 |
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足の裏側です、下駄を6mmのボルトで固定してあります。ボルトの頭が出ないようにさらってありますが、モーターが盛大にはみ出るので意味ありません。 |
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モーター部分を取り付けた状態で足の裏を見たところです。 |
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足の裏部分を横から見た図です。角度の関係でタイヤしか出ていないように見えますが、実際はモーターとギヤが大きくはみ出しており、ロードクリアランスは1cmしかなく、不整地は走行不可です。平坦地でも問題が出るようなら一番の突起物のギアボックスのフリンジを削り落としてもう1cmぐらいかせぎます。 |
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