iPodがまだとても高価だった頃、東芝が発売したGigabeatシリーズの2作目Gigabeat MEG200Jを購入しました。iPodは白と銀のツートーンでもごまかしきれない分厚さと価格で食欲がわかなかったので、Gigabeat MEG200Jの胸ポケットにも簡単に収まる サイズが魅力でした。視認性が悪い上にバックライトが短時間で消える液晶も、立ち上がりの遅いLinuxベースのソフトも気になりませんでした。
Gigabeat付属のPC用ソフトはひどいものでしたがそのうちバージョンアップで改良されるだろうとのんびり構えていました、実際何度もバージョンアップされました。
・・・しかしバージョンアップを繰り返しても使いにくさは全く改善されませんでした。
iTunesというお手本があるのに最新バージョンでも差分アップデイトは行われません。CDから読み込んだファイルをその都度自分でドラッグしてコピーするという原始時代の使い勝手はそのままです。さもなければコピー済みのファイルを含めた全てのファイル(最大20GB)を 転送するという 悪い冗談としか思えない手段を取らなければなりません。
特許などでしばられているのかもしれませんが 特許料を支払ってでも使い勝手のよい機械を提供すべきです。私達コンシューマは製品寿命2年足らずのプロトタイプ同然のマシンに安くはない金を払っているのです。それに特許回避は 東芝を含む日本のメーカーのお家芸だったはずです。
iPodが我慢できるサイズと手ごろな価格になった今ではGigabeatシリーズに存在価値はありません。現在(2005年6月)のバージョンではコントローラを十字キーにして目先を変えているようですがユーザー無視の低機能アプリケーションでお茶を濁してい ては一度買った客は逃げ出してリピータにはなりません。
私も子供にはiPod
miniを勧めました。
自分用にもiPodが欲しいと思う今日この頃です。