ケーブルの改造

MAZ/PC-ALPに付属のケーブルはATENZA用ではないので改造しないと音がでません。半田付けのできる方には簡単な作業ですが慣れていない場合は経験のある方に依頼するのがよいでしょう。

付属ケーブルの加工  
市販の入力ケーブル  
入力ケーブルの自作  
   

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1.付属ケーブルの加工

1−1.これからアダプタに付属するケーブルの青いコネクタを改造します

1−2.コネクタの空いている部分に端子を増設します

増設に使う端子はPC用パーツとして販売されているLEDケーブルを利用します。
黒いプラスチックから中のコネクタだけを取り出し、ケーブルを4〜5cmで切ります。

これを購入します 先バラが吉 抜け止めがついている
150〜250円程度

なぜかというと→

しかもばらしやすい

作成した端子を下のように青いコネクタの空いた部分に差込みます。
端子の金具の抜け止めが外側(この写真では下)になるようにして奥まで差込みます。途中でカチッと音がして抜け止めでロックされます。

また、シグナルグランド(私の購入したものは橙色の線でした)のビニールを半田ゴテで溶かして中の芯線を出し、ビニール線を半田付けします。

1−3.半田付け

この3本の線をまとめて半田付けします。
半田付けした部分はビニールテープなどで絶縁してから、ブラブラしないようにビニールテープで固定します。

コネクタ追加配線 3本を半田付け ビニールテープで固定
下の2本を追加
上はシグナルグランドから
引き出した線
  先を熱収縮チューブで絶縁した後でビニールテープで固定

これでコネクタ側の改造は終了です。

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2.市販の入力ケーブル

ALPINE社から KCM-122B という型番の変換ケーブルが発売されています。これを使用するとアダプタのDINコネクタに差し込むだけでRCAのメスコネクタに変換されます。
在庫している店は少ないようですが、ALPINEのカーオーディオを扱っている店なら取り寄せてもらえるでしょう。

私はスーパーオートバックスで2,100円(税込み)で購入しました。
ネット通販しているところもありますので手近で入手できない場合はサーチしてみてください。

変換ケーブル アダプタに取り付けた所 パッケージ外観
ケーブルは約20cm
RCAメスのコネクタがついています。赤がRIGHT、白がLEFTです
少し斜め上方向にケーブルが出てきます

手間を考えれば安いと思います

このケーブルの配線は、自作ケーブルの回路と同じでした(8番ピンは使用していません)

DINケーブルの配線図

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3.入力ケーブルの自作

電子工作に自信のある方は以下の方法で自作できます。パーツさえそろえば1,000円以下でできます。

3−1.材料

オーディオ入力用DINコネクタ オーディオ機器接続用コネクタ
8ピンのDINコネクタを使用します。8ピンDINはピンの並び方が2種類あるのでアダプタ持参で探すのが安全です。
このタイプはC型と呼ばれているようです(U型は使用できません)
8ピンの代わりに7ピンを使用することもできます。
5ピンでもできますが、振動の多い車の中で使用するので、ピン数が多い方が抜けにくくてよいでしょう。
接続する機器により、RCAフォノジャック、ミニプラグなどがあります。
私は東芝のGigabeatに接続するためにミニプラグを使用しました。
 
入手方法
秋葉原のパーツ屋なら扱っていると思いますが、地方で入手が困難な方は下記で通販も扱っています。

サトー電気(横浜)
 フルサイズDIN 8P プラグC
 価格は送料別で150円くらいです

入手方法
オーディオ用のケーブルを買ってきて切って使うのが簡単です。できるだけ良質のものを使用しましょう。

3−2.ケーブルの処理

オーディオ機器用ケーブルを使用する場合、適当な長さで切り、外側のシールドは左右一緒にねじって半田あげしておきます。

上の写真のケーブルの色は一例です、下の写真を参考にしてテスターで確認してください。間違えるとスピーカからの音が左右逆になります。


ポータブルHDDプレーヤを使用するので先端はミニプラグを使用しました。
もちろんRCAフォノジャックを使用することもできます。ご使用の状況に合わせて選んでください。

3−3.コネクタへの半田付け

処理したケーブルを下記のようにDINコネクタに半田付けします。
クルマの中は振動が多いので外れないようにしっかり半田付けします。

信号名 ピン番号 機  能
LEFT 外部機器からの左信号です
RIGHT 外部機器からの右信号です
GND 外部機器のグランド(アース)です
フレームグランド ノイズを拾う場合に2番ピンに接続します

DINコネクタ カバーを外す さらに分解 シールド線の処理
フルサイズDIN8ピン Cタイプです このプラスチックカバーにシールド線を通しておきます 金属シェルを外します
後で組み立てるときのために、組み立て方も確認します
シールド外被は左右をねじり合わせて使用

 

配線 組み立て 組み立て ケーブル完成図
シールド線をプラスチックカバーに通しておくことを忘れないように!半田付けした後ではカバーを取り付けられません
金属シェルのケーブル留めをペンチで曲げてケーブルを固定します
金属シェルを戻します 最後にプラスチックカバーをかぶせます
向きがあるので注意してください
これで完成
    DINケーブルの配線図

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